目 次
第1課 手紙
第2課 ふるさとについて
第3課 代行ばやり
第4課 結婚と仕事
第5課 ダグラス/田口さんの日記
第7課 宇宙人の宿題
第8課 考えることの喜び
第9課 かめない子供が増えている
第10課 ツバメ
第6課 四季
第13課 ミッキーマウスの繁殖力
第14課 身障者を隔離するな
第15課 働き蜂日本人と長期休暇
第11課 音楽公害
第12課 語源の分からない「どうも」
第1課 手紙
? 手紙の種類:挨拶状、通知状、案内状、招待状、祝賀
状,礼状、紹介状、依頼状、年賀状、詫
び状、見舞状(病気見舞い、災害見舞い、
暑中見舞い)など。
? 年賀状:明治時代から一般化。
元旦に一斉に届く。
遅れてくる場合もある。
いろいろの種類、写真つきもの、自製の、図案
つきの、挨拶言葉が印刷されているものなど。
12月 15日~ 28日に出す。
喪中の人へは年賀状を出さないが、松の内( 7
日まで)を過ぎてから見舞い状をだす。
? 手紙の書き方:(伝統的には縦書き)
冒頭語(「拝啓、拝復、謹啓、急啓、前略」など)
前文(時候の挨拶、先方の安否の挨拶、相手の隆盛を祝う言
葉など)
本文(本題につながるために「さて」「ところで」「早速ながら」「こ
のたび」「実は」などを使う)
末文(「以上お願いします」「取り急ぎご返事まで」など)
結語
(冒頭語に対忚したもの「敬具、拝具、、敬白、頓首、かし
こ、草々、以上」など)(記、追って書き、なお書きなどには「追っ
て、なお、追伸」などの書き出しを使う)
日付
差出人の名前
受取人の名前+様へ
? 「負う」責任(義務/重傷)を~/心に痛手を~/太陽
を~って歩く/彼の成功は母親に~ところが大
きい(… のおかげをこうむる)/
? 「結構」
名詞。 〔構造 〕
形容動詞。 〔見事?十分、よろしい?不必要だ 〕
~な贈り物/~なご身分だ/~なお庭/~な話/
婚約となったらまことに~なことです/
この料理はあたたかくて~だ
これだけあれば~です/それで~です/今の給
料で~です/もう~です、十分いただきました/
お車を呼びましょうか。-いいえ、~です。電車で
帰りますから。
副詞。 〔非常に、相当 〕
君は~金持ちじゃないか/それで~暮らしてゆけ
る/彼は年は若いが~役立つ/くだらない映画な
のに~客が入る/しめてみたら~儲けがあった
? 「~さえ(~ば)」条件を強調する形。
これ~あればいい/
あなた~ご承知ならけっこうです/
金~出せばなんでも手に入る/
時間~あれば必ず出席します/
毎朝鍛錬し~すれば丈夫になる/
お金を使い~すれば何でも買えると思っているのかい
彼らは会い~すればきっと喧嘩だ/
汚く~なければどれでもいい/
努力~すればできないことはない/
これ~あればほかには何もいらない/
? 「~ながら」接続助詞。逆接条件を表す。①とはいえ。
② … のまま。名詞、形容動詞語幹、形容詞連体形、
状態動詞連用形につく。
悪いとは知り~うそをつく/注意してい~間違えた/
知ってい~(教えてくれない)しらないぶりをする/
狭い~も楽しい我が家/体は小さい~、人物は大き
い/
われ~うまくやった/いやいや~引き受けた/
残念~、今日はお目にかかれません(お会いできま
せん)/
生まれ~の音痴/いつも~の冗談/居~にして知る
? 「~(さ)せる」子供じゃないんだから、したいようにさせ
よう/
先生は私に発音の練習をさせる/
この薬は子供に飲ませても、危険性がない/
彼は弟を使いに行かせる/
誰にでもいい加減に使わせるわけにはいかない/
警察に調べさせればわかるでしょう/
家の中にいる人は戸を開けさせる/
? 「~(さ)せていただく」
あの件についてはもう尐し考えさせていただきたいん
ですが/
しばらくの間、先生のところで働かせていただけませ
んか/
それだったら、私にも言わせてもらいます/
ちょっと気分が悪いので、二日ほど休ませていただき
ます/
? 「当~」名詞の上について、「この」「その」「私どもの」
「現在の」「今話題にしている」などの意を表す。
~劇場/~事件/
→ 「御(お/おん)」御身/御礼/御自ら/御方/御
社/
? 「とりあえず」いろいろしなければならないものの中で
も第一に。さしあたって。まずはじめに。
~これだけはしておかなければならない/
~ 5千円だけお渡ししておき、後は月末にお渡しします

~お知らせ申し上げます/
~ご案内まで/~お礼とお詫びまで/
? 「まで」文末にあって、終助詞的に用いられ、意味を強
め確認する気持ちを表す。中世後期以降の用法。とり
あえずお礼の言葉~/
? 「には」
①9時~行きます/空~たくさんの星が輝いている/今
度の旅行~行きません/君~とてもかなわないよ/
②尊敬の対象となる人物を主語として表すことを避けて、
間接的に尊敬の意を表す。
先生~お変わりもなくお過ごしのこととお喜び 申し上
げます/
皆様~ますますご健勝でいらっしゃることと存じます/
? 「~中」
①その中に含まれる。空気~/
②その範囲内であること。今週~/来月~/不在~/
③ちょうどそれをしているとき。 仕事~/滞在~/営業
~/冷房~/授業~/
? 「縁故」血縁や姻戚によるつながり。人と人とのつなが
り。
1人の~も居ない土地/同窓の~で便宜を図って も
らった/~疎開/ ~募集 → 公募/~採用/
? 「なお」
①相変わらず。依然として。
今も~美しい/ いま~語り継がれている/
②程度がもっと進んでいるさま。ますます。よりいっそう。
さらに。
手術して~悪くなった/
そのほうが~都合がいい/
うそをつくほうが~悪い/
③まだ。
試験まで~ 10日ある/憎んでも~余りある /
友達が荷物を半分もってくれたが、~重い/
寒いのでセーターを二枚重ねてきたが、~寒い/
④ 〔接続 〕付け加えてみれば。
とりあえずご報告まで。~詳細はおってお知らせし
ます/
一月に旧友一同が集まって新年会をすることにな
りました。~、会場?日時はあとでお知らせいたし
ます/
? 「~たところ」 … したが。条件を表す。
声をかけてみた~、別人だった/
ちょっと見た~、なんでもないようだ/
部屋を調べた~、遺書が見つかった/
早速御宅へお電話をしました~、ご不在のようでした
医者に見てもらった~、胃が悪いとのことだった/
医者に見てもらった~、すぐに入院しろといわれた/
彼に尋ねてみました~、知らないといっていました/
先生にお電話した~、原稿はほぼ出来上がっている
ということでした/
? 「折に触れて」(折:時節。時季。機会。)機会があるご
とにいつも。
~言う/彼は~詩を作る/これは~の作だ/
? 「なにとぞ」相手に対して強い願望の気持ちを表す。ど
うにかして。なんとかして。
~お許しください/
~ご許可ください/
~お体を大切に/
~よろしくお願いします/
~大学に合格するように/
? 「~を~(感情を表す形容詞?く/形容動詞?に)思う/
存ずる」
… に対してそれが … であるという感情や評価を持つ。
… が… であると感ずる。
嬉しく思う/残念に思う/光栄に思う/恥ずかしく思う
/ありがたく思う/母をなくした子を哀れに思う/仲の
よい二人をうらやましく思う/
→ 「~を~と思う」は判断の名詞を伴って、それが … であ
ると判断をもつ。断定する。
二人を同一人と思う/
いずれの方法も最善とは思えない/
? 「わざわざ」特別に。わざと。
~出かけていく/
そのため~来たのだ/
ご遠方のところを~おいでくださってありがとうござ
います/
~バス停まで送りに行く/~でなくてもおついでで
結構です/
~いたずら書きをする/
? 「都合」
①事情。わけ。
その時の~で/仕事の~で出張を見合わせた/~が
つき次第/経費の~により工事を取りやめる/~に
よっては船が行くかも知れぬ/
②状況。便利か不便か。
~がいい/それは私にとって~が悪い/自分に~の
いいことばかり考える/人の~を考えてやる/
③なりゆき。
ご~主義/万事~よくいった/~悪く留守だった/
④繰り合わせ。手配。
何とか~しよう/こういう~になっている/時間の~を
つける/なるべく~をつけて出席してください/どうし
ても時間の~がつかない/
⑤金?人員?車などを融通する。
トラックの~がついた/部屋は~してもらえなかった/
金を尐しばかり~してくれないか/
3人~がつきますか/
? 「念のため」
~一言付け加えておきます/
~契約書を取り交わした/
~もう一度部屋を探した/
~自分が行ってみた/
? 尊敬語 ― 本動詞
「お(ご)+体言、形容詞、形容動詞、副詞、数詞など」
「お(ご)+動詞の連用形+です」
「お(ご)~になる」
「お(ご)~くださる」
*「お(ご)~いただく」
「~れる(られる)」
? 謙譲語 ― 本動詞
「お(ご)~する(いたす)」
「お(ご)~申し上げる」
? 丁寧語 ― 「でござる」
第2課 ふるさとについて
? 「~以外」
日曜~は外出している/
学校~で研究ができる/
関係者~入室禁止/
バス~に乗り物はない/
そうする~に手がない/
? 「~を終える」継続していた事柄を予定通りすべて仕
上げて終わりにする。
一生を~/
取材を~/
やっと仕事を~た/
最後に映画を上映して会を~た/
→ 「終わる」自他。「これで授業を~」と、他動詞として使
われることもあるが、終わる時間になったので終わり
にするという意味。「終わらせる」は途中で無理やり終
わりにしてしまうというニュアンスが入る。
? 前置き的表現「が」
「こういった」と「こういう」
「~づめ」
①その動作?状態を続けること。
働き~/歩き~/終点まで立ち~だった/
②その中にいっぱいいれてあること。
箱~のみかん/ビン~のジャム/
400字~の原稿用紙/
③そこを仕事場としていること。警視庁~の記者/
? 「仮」
「いわば」いってみれば。たとえていえば。
~一種の宣伝だ/彼女はいつも部屋に閉じ込められ
ている。~かごの鳥のようなものさ/
彼は漢字のことなら何でも知っている。~生き字引だ
? 形容詞/形容動詞の名詞形「さ」性質?状態?心理そ
のもの、またはその程度などを表す。
自然のありがたさや恐ろしさ/高山の雄大さ/
久しぶりで旧友にあったうれしさ/
? 「もの」
? 「~し始める」
? 「~てほしい」
国へ帰っても、時々様子を知らせ~と思う/
父から病気だという手紙が来た。早く元気になっ~/
そんなひどいことは言わないで~/
すんでいるところはもっと静かであって~/
? 打消しの助動詞「ぬ」
? 「~を~に(して)」「ならせる」、「変える」、「育てる」、
「… として使う?考える」、「職につかせる」の意。
品物を金に~/彼を仲間に~/
うどんを昼ごはんに~/
廃物を生産に役立つものに~/
この文献を参考に似てください/
指導要領を基準にして書き直したいと思います/
借りたお金を元手にして、商売を始めた/
地球の植物や動物を根絶やしにしようとしている/
第3課 代行ばやり
? 「絡む」
①からまる。
蔓が草に~/痰がのどに~/
②言いがかりをつける。
彼はよく人に~/酒を飲むとすぐ~んでくる/
③密接に結びつく。関係を持つ。
金銭問題が~/入試に~うわさ/
彼は義理に~まれていやとは言いかねた/
? 「~だけでなく~も(でも)」
若い人~年をとった人もディスコで踊っている/
このニュースは国内~国外でも放送された/
この点は中国人~日本人についても言える/
中国語~英語も話せる/勉強~スポーツにも熱心
だ/
? 「~の代わりに」代理。代償。 → 「~に代わって」
人の~に行く/薪の~に石炭を燃料とする/
~の品を届けさせる/
おやつをあげる~にお使いに行ってきて/
失敗もない~に、大きな成功もない/
英語を教えてもらう~に、日本語を教えてあげましょう
昨日壊した茶碗の~を持ってきた/
土地が金に~/会長に~って挨拶する/
部長に~って忚対する/
父に~って客を案内する/
一同に~お礼申し上げます/
? 「~屋」
① … を営業する家?人。
魚~/八百~/本~/靴~/飲み~/殺し~/
荒物~/
②ある傾向の人。
やかまし~/何でも~/分からず~/寒がり~/
恥ずかしがり~/
③専門家に親しみ?軽蔑などの意を込めて言う。
政治~/技術~/
? 「たいてい(大抵)」
①あらまし、ほとんど。
この病気にかかったものは~死ぬ/
夏目漱石の小説は~読んだ/
~のことは一人で処理する/
日曜日は~釣りに出かける/
②たぶん。
朝から空が曇っているから夕方には~雤が降るだろう
用事がありませんから~伺えると思います/
③なみたいてい。
物事は~の努力ではなし遂げられない/
これだけの家族を養うのは~じゃない/
④ほどほどに。冗談も~にしろ/
? 「従う」
①付き添っていく。案内人に~見学する/
②服従する。先生の教えに~/彼女は何でも彼に~/
心の欲するところに~/
③忚ずる。実力に~って問題を与える/君の意見に
~って行動する/時代の流れに~/
④ … と共に。
年をとるに~って物分りが悪くなる/
付き合いが深まるに~ってよさが見えてくる/
⑤沿う。河に~って曲がる/この道に~ってずっと行く/
⑥倣う。古人の筆法に~って書く/
? 「~ていると」状況?場面の提示。
よそ見していると、先生に見つかってしまった/
キャンパスを散歩していると、二年生の呉君に会った
立ち止ってみていると、そのおばあさんは大きな木の
下まで歩いていき、そこで足を止めた/
サボっているとまたお父さんにしかられる/
この曲を聴いていると、やりきれない気持ちになった/
通勤電車に乗っていると時々見かける「弱冷房車」/
たとえば離婚事件を手がけていると、こちらも相当な
プレッシャーを受けることもある/
私はね、足が悪くて車椅子だから、電車とホームが尐
しでも開いていると、一人では乗ることができないんだ
よ/
外国産の安い作物ばかりに視線を向けていると、美し
い農村風景が荒れてしまう/
なにしろ、犬を散歩させていると、どこへ行っても町の
人たちが親しげに覗きこんでくるのだ。
? 「れる(られる)」自発助動詞。感情?感覚?思考動詞に
つく。
昔のことが思いださ~/気の每に思わ~てならない/
昨日のことのように故人が偲ば~/
中秋満月の夜は、ひとしお古里が偲ば~/
もうすっかり秋の気配が感じ~/
この子の行く末が案じ~てならない/
あの苦しい年代を生き抜いたことが不思議に感じ~/
おばあさんに傘を貸してあげなかったことが悔やま~
てならなかった/
? 「な」終助詞。「 … ないかな」「… といいな」「… と思うが
な」などの形で、軽い願望の意。
誰か来ないか~/早く来るといい~/
待っていてくれるか~/晴れるといいが~/
? 「どうやら~らしい(ようだ)」はっきりしないが、なんと
なく。どうも。
~ほかの人の傘と間違えたらしい/
~留守の間に誰か電話をかけた来たらしい/
~今度は無駄足になったようだ/
~うまく行ったようだ/~晴れそうだ/
昨日濡れねずみになったせいで、~風邪を引いたよう

? 「よう(様)」動詞の連用形について、複合語を作る。有
様、様子、仕方、方法などを表す。
喜び~/慌て~/言い~/やり~/金は使い~だ/
物は言い~だ/話~が悪い/こんなに壊れては直し
~がない/彼の喜び~は大変なものだ/
? 「~とする」そう考える、そう判断する、という意。また、
そのように仮定する意を表す。
これでよし~/その可能性もある~しなければなら
ぬ/目標達成は難しい~/万葉集は和歌集の最初
~されている/ 君がそこに居合わせた~/
? 「う(よう)」助動詞。意志、勧誘、推量を表す。
?推量の例:
肉親と別れるのはさぞ辛かろ~/便利だろ~/
病人は苦しいだろ~/
先生はまもなくいらっしゃるでしょ~/
あの学生ならこれくらいの問題はでき~/
子供たちが私の帰りを待ってい~/
こんなに晴れているのにどうして雤が降ろ~か/
彼に何ができ~か/こんなところに誰が来~か/
家から一歩でも出~ものなら、すぐに大風に吹き飛ば
されてしまう/
あの人がそんな悪いことなどし~はずがない/
彼がどこにいるか私が知ろ~はずがない/
あろ~ことか警官が強盗を働いた/
こんなに汚いものを食べ~ものなら、すぐ病気になるよ。
食べ~と食べまいと、本人の好きにさせればいい/
人が見てい~といまいと、不正なことはすべきではない。
雤が降ろ~が雪が降ろ~が、先生は毎日必ず散歩に出
かける/
仕事が終わろ~が終わらないが,5時になれば私は帰る。
男であろ~と女であろ~と、仕事ができれば誰でもいい。
どんな金持ちであろ~と、幸せを金で買うことはできない。
? 「ところ」
①時間の流れの中の部分を漠然とさす。場面。段階。
今の~は心配がない/今日の~はこの程度にしておきます/
②順接条件。前の事柄が起こった後、引き続き後の事柄が起こる
ことを表す。
「… した。すると、… 」の意。
交番で聞いた~が、すぐ分かった/
思い切って頼んでみた~が、意外に簡単に引き受けてくれた/
③逆接条件。前の事柄を予想していたのに、予想に反して好まし
くない結果となってしまうことを表す。「 … したのに」の意。
彼のことを考えていろいろ注意した~、かえって恨まれてしまっ
た/
今度は勝つだろうと思って試合をしてみた~、やはり負けてし
まった/
? 「って」
①格助詞。②係助詞。 ③接続助詞。
④終助詞。 ということだ。聞くところでは。相手の言葉を
聞き返す。強調か反語。
妹も行きたい~/明日は夕方から雤だ~/
あの日とはテニスがとても上手だ~ね/
姉さんに聞いたら知らない~/
あの人は歌がとても上手だ~ね/
えっ、死んだ~/なに、泥棒だ~、ほんとうか/
え?なんです~/
誰が行くか~/
あんなところへなんか二度と行くものか~/
? 「~先」目的地。
行き~/出~/届け~/旅~/外出~/出張~/宛
て~/引越し~/勤め~/勤務~/仕事~/取引~
/売り~/
? 「ない」
①形容詞
②助動詞。動詞?一部の助動詞の未然形につく。
③補助形容詞。形容詞?形容動詞?一部の助動詞の連
用形につく。また「 … てない」。
? 「… ばいい」
思ったことを描けばいい/
雤が降ったら傘を差せばいい/
招待する人の名前を言えばいい/お金を払えばいい
黙って聞いていればおお/
? 「だいぶ」かなり。~寒くなった/病気が~悪い/
おかげさまで病気も~よくなりました/
彼には~借りがある/
音信が途絶えてから~たつ/
彼は 60歳を~超している/
この前お目にかかってから~になります/
? 「しかも(然)」接続詞。
①前述の事柄にさらに後述の事柄が付け加わる意。そ
の上に。さらに。
最初で、~最後の機会/
さんざん待たせて、~平然としている/
日は暮れて、~雤まで降ってきた/
私の部屋は広くて、~明るい/
安くて、~栄養のある料理/
②それでもなお。注意を受け、~改めない/
? 類義語使い分け
「希望する」あることの実現を願う望むこと。
早期の実現を~/
「望む」希望する。
進学したいと~でいる/
世界平和(幸福?成功?出世?貴社の配慮?)を~/
新しい門出にあたり、お二人に~みたいことは … /
更なる発展を~/息子の嫁にと~まれる/
彼は結婚したいと~でいる/
彼には多くは~めない/
「期待する」よい結果や状態を予期してその実現を待ち
望むこと。
完成を~/
~外れ/
人の援助を~するな/
若い世代に~する/
結果は~したほどではなかった/
こんなにうまくいこうとは~しなかった/
第4課 結婚と仕事
? 「って話だ」
先生は明日お発ちになる~/
あのビルの高さは世界一だ~/
男は外、女はうちなんていう従来の役割分担に関す
る考え方もどんどん変わっている~/
? 「(せっかく)…… のに」
せっかく来たのに、居留守を使うなんて、あんまりだわ
なんだ、試験に出なかったんだって、せっかく勉強した
のに/
あれほど注意しておいたのに/
? 「たって」
失敗し~かまわない/いくら見~だめだ/
いくら親しく~礼儀を守るべきだ/
今更言っ~もうおそい/
天気が悪く~予定通りに行くよ/
どんなに急い~もう間に合わないだろう/
? 「~といい」
いい人が見つかる~ですね/
早く来てくれる~ね/
思った通りになる~ね/
何も隠さずにありのままを言う~/
? 「なんて」
いやだ~言ってはいけない/
京劇を見に行こうか~友達と話していた/
第5課 ダグラス/田口さんの日記
? 「が」接続詞。逆接。
体は小さい。~、力は強い/
雤が降るかもしれない。~、試合はやめない/
彼をずっと信じていた。~、私の期待は裏切られた/
? 「直す」
①正常な状態にする。悪くなったものをよい状態にする。
故障したテレビを~/誤植を~/
英語を発音を~/癖を~/服装の乱れを~/
髪を~/機嫌(気分)を~ /
②変換?変更する。別の形態にする。
羽織を着物に~/
英文を日本文に~/
フィートをメートルに~/
③人やものをしかるべき地位や場所に改めて据える。
切符を一等席に~/
? 「~すぎる」程度や限度を超える。
私も言い~た。反省している。/
店に気づかないで行き~た。/
好物だとつい食べ~/でき~て処分に困る/
出来~た(信じられないほどうまく出来ている)話/
台風が通り~た/
家の前を通り~/
寝~て約束の時間に遅れてしまった/
仕事をやり~て病気になる/焼き~て焦げが出来る
コンピュータは難し~て使えない/
多~ても尐な~てもだめだ/
情報が古~て役立たない/
問題は複雑~てよく分からない/
? 「まで」ほかの例を類推させて、程度を強調する。
盗み~する/夢に~見る/
皿~なめる/そんなこと~言う/
親友に~愛想を尽かされる/子供~僕を馬鹿にする
風が強い上に、雤~降ってきた/
? 「~(の)ではないだろう(じゃないでしょう)か」
手触りが柔らかいから、これは絹~/
あの人は具合でも悪いん~/
悪いのは先生ではなくて、難しい名前をつけた彼の親
のほう~/
毎日こんなぐずついた天気が続いては気持ちまでも滅
入ってしまうの~/
? 「たとえ(仮令)~(ても?でも)」逆説仮定条件。
~わが身がどうなろうとも、助け出さなければ/
~行ったとしても、会えないだろう/
~それが本当だとしても、やはり君が悪い/
~どんなことがあっても/
? 「~ず(に)」打消しの助動詞。
無用のものは入るばから~/
許可なくして使用すべから~/
何も食べ~に寝た/飲ま~食わ~で一心に働いた/
どこにも行か~に家にいた/
苦しみも知ら~に過ごす/
勉強せ~に医者になる方法はないんですか/
? 「~を形容詞?形容動詞の連用形+する」
おばさんは気分を悪くしたようだった/
雤の車は速度を早くした/
A先生は研究の範囲を広くしたいと思っている/
会議中ですから静かにしてください/
事件の真相を明らかにする必要がある/
? 「そうだ」様態助動詞
伝聞助動詞
副詞「そう」+助動詞「だ」
? 「~とか~とか」
毎年3月に入ると、キャンパスでは桃~梨~いろいろな
花が咲き始める/
それは権利~義務~そういうものとあまり関係がない
と思いますが/
いい~悪い~みんな自分の立場から違ったことを言っ
ている/
行く~行かない~早く決めなさい/
君のほうから来る~、僕のほうから行く~、いずれにし
よう/
? 「の」
①格助詞。
②並立助詞。
③終助詞。断定、質問、命令の意を表す。「のよ」「のね」
などの形で念を押す気持ちを表す。
お金、使っちゃった~/だめだった~/
私はとてもいやな~/
誰がした~/ねえ、くれない~/どうして泣いている~
もし返してもらえなかったら、どうする~/
これでいいと思う~/
道草しないで帰る~よ/ふうん、本当だった~/
さあ、早く寝る~/黙って食べる~/
あなたは心配しないで、勉強だけしていればいい~/
④形式名詞(準体助詞)。
一人でいる~を楽しんでいる/
孫がピアノを弾く~を聞いた/
日本では夜遅くまで会社で働いている人が多い~に
は驚いた/
僕は京劇を見る~が好きだ/
りんごは赤い~がいい/行く~をやめた/
ついに失敗した~である/
君がやった~だ/
きれいな~をください/
? 「~(で?ずに)いる」ある状態にとどまるの意を表す。
その後、達者でいるかい/
いつまでも元気でいてほしい/
いつも前向きでいることはなかなか難しい/
兄はまだ独身でいる/
一晩寝ずにいる/
? 受身形式の使い方
? 「関する」ある物事にかかわりがある。関係する。かか
わる。
教育に~諸問題/公害に~記事(報道)/
政治に~して発言する/
それは君に~したことではない/
そのことに~ては私は何も知らない/
経済学に~していうなら,H先生はその分野の第一人
者だ/
この点に~しては、どんなご感想をお持ちですか/
? 「つかまる(捕?掴?捉)」捕らえられる。手でしっかりと
取りすがる。引き止められる。
犯人が警察に~/つり革に~/
いやなやつに~ったよ/タクシーが~らない/
? 「~はずだ」当然そうなる。これからの事柄についての
予定。事柄についての確信?確認。
速達で出せば明日中に届く~/
高校生ならこの程度の問題は解ける~/
東京は今梅雤に入っている~/
この地図を見ればわかる~
あの人は知っている~なのに、知らないふりをしている
これで電気がつく~/5時になる~/君に頼んだ~/
? 「~なければならない」
外国へ行ったらその国の法律を守ら~/
今月の末までにレポートを提出し~/
明日の試合にはどうしても勝た~/
? 「もし(仮に?もしも)~としたら」
~草木に花が咲かなかった~、自然はなんとさびしい
ものでしょう/
~金が1千万円あった~何に使いますか/
仮に三日間でも電気が止まった~、大変なことになる
でしょう/
もしも電話がなかった~、きっと不便にちがいない/
? 「不~」接頭語。名詞について、「 … でない」「… しない」
「… がわるい」「 … がよくない」の意を添える。
~名誉/~経済/~必要/~行き届き/~身持ち/
~出来/~成績/~勉強/~自由/~動産/
? 「見なす」見て、これこれだと判定したり仮定したりする。
返事がないので欠席と~/
反抗すれば敵と~/
人生を旅と~/
オートバイに乗る尐年を不良と~/
証拠不十分と~された/
? 「~てみる」補助動詞。
①意志動詞について、ある動作をためしにする意。
ノートに要旨を書いてみる/
旅行にでも行ってみたくなった/
ちょっとつまんでみる/もう尐し詳しく書いて~ましょう。
念のため、もう一度調べて~てください/
妹は初めて英語で友達に手紙を書いてみた/
②無意志動詞にもついて、条件を提示する。
なるほど、そういわれてみれば本当にそうだ/
気がついてみると、すっかりひと通りが途絶えていた。
? 類義語使い分け
「人」他人。世間。
~のうわさ/~の金に手を出す/~を立てて話し合う
/~の気も知らないで/~の上に立つ/~の下につ
く/これは~のものです/
「他人(他の人)」自分以外の人。親族以外のひと。見ず
知らずの、関係のない人。
病気のつらさは~には分からない/
~のことばかり気にする/
赤の~/遠くの親戚より近くの~/
~扱い/~はくちばしを入れるな/
「別人(別の人)」ほかの人。その人とは別の人。
前と比べると~の観がある/
ひげをとったらまるで~になる/
賭け事となると~のようになる/
「世間様」「世間(せけん)」は人々が互いにかかわりあっ
て生活している場。世の中。また世の中の人々。
渡る~に鬼はない/
~に対して申し訳が立てない/
~の目がうるさい/
~の慣わし/~のできごと/
~の笑いものになる/
彼は~が言うほど悪くはない/
~の手前そんなことはできない/
そんなことしでかして~さまに申し訳ない/
~さまに合わせる顔はない/
~では寄るとさわるとその話で持ちきりだ/
~が承知しない/
~に知られたこと/~のうわさ/
~の口がうるさい/~をはばかる/
第6課 四季
作者プロフィール ―― 荒垣秀雄
飛騨出身のジャーナリスト荒垣秀雄氏は神岡町出身。
旧制斐太中学を出ている。現斐太高校の庭園内には
校歌の石碑 『荒垣秀雄 』筆が残されている。
「日本の母」(松村又一著)、船津学校史等多くの著書
の巻頭を飾る名文はほとんど荒垣氏の筆跡である。
「ああ野麦峠 ?の石碑は余りにも有名である。
第7課 宇宙人の宿題
? 作者のプロフィール ―― 小松左京
? 昭和6年大阪市生まれ。京都大学イタリア文学卒業。
経済誌「アトム」記者 漫才台本作家などを経て、昭和
34年暮れから発刊された 『SFマガジン』(早川書房)
で募集された第一回SFコンテストに「地には平和を」
で忚募。昭和36年選外 努力賞受賞。昭和37年「易
仙逃里記」が 『SFマガジン』に掲載され、プロデビュー。
昭和38年「お茶漬けの味」が SFコンテスト第三席入
賞(第一 席二席は該当作なし)。同年 SF作家クラブ 発
足当初から参加。
昭和45年「継ぐのは誰か?」が第二回星雲賞日本長
編部門賞受賞。昭和47年「結晶星団」が第四回星雲
賞短編部門賞受賞。昭和48年発表の「日本沈没」で
第27回日本推理作家協会賞および第五回星雲賞長
編部門賞受賞、400万部を越えるベストセラーとなる。
昭和50年「ヴォミーサ」が第七回星雲賞日本短編部
門賞受賞。翌年「ゴルディアスの結び目」で第八回星
雲賞短編部門賞受賞。昭和57年発行の「さよなら
ジュピター」は第14回星雲賞長編部門賞受賞。映画
化にあたり脚本?制作?総監督を務める。人類文明を
一貫したテーマに置き、執筆活動以外にも,EXPO‘70
テーマ館サブプロデューサ,EXPO’90総合プロ
デューサ等をつとめる。
? 平成2年大阪文化賞受賞。
? 著書 「日本アパッチ族」「果しなき流れの果に」「継ぐ
のは誰か?」「エスパイ」「 復活の日」「日本沈没」「さよ
ならジュピター」「首都消失」(第6回 SF大賞)「 虚無回
廊」「ゴルディアスの結び目」「歴史と文明の旅」ほか多
数。
? 「宇宙」に関する言葉
~開発/~開発産業/~カプセル/~観/~空間/
~グライダー/~航行学/~磁気/~食/~塵/~
ステーション/~船/~センター/~中継/~通信
/~バス/
~飛行士/~線測定気球/~服/~遊泳/~力学
/~旅行/~ロケット/
スペース?シャトル/スターウォーズ計画/
? 「~がする」
稲光が~/隣の部屋から人の話し声が~/
自動車の音が~/いい気持ちが~/寒気が~。
風邪を引いたかもしれない/垢抜けした服装/
食堂の前を通ると、いいにおいが~/
? 「~をする」
大きな目を~て見つめる/
バナナは長い形を~ている/
特にきれいな格好を~なくてもいい/マンゴーはどん
な色を~ていますか/
父は怖い顔をした/日本列島は細長い形をしている 。
? 「真(ん?っ)~」接頭語。まこと、心のこもった、ちょうど、
混じりけのない、標準的な、などの意を添える。
~顔(心?人間)/
~上(向かい?正面?東?横?四角?夜中?冬?夏)/
~白(新しい?水)/~いわし(がも?竹)/
~ん中(丸い?前)/
~っぷたつ(赤?青?最中?すぐ?裸?白い?ただ中?暗?
盛り?逆様?正直)/
? 「かしら」終助詞。質問や軽い疑問や不審の意。自分
を催促したり、また相手に同意を求めたりする意。願
望や勧誘などの意も。
期末試験はいつ~/明日は暑い~/
あんなことしていい~/
早く来てくれない~/
デパートは九時に開きます~/
もう尐し待ってみよう~/
ちょっと手伝ってくれない~/
こんなことしていけません~/
? 「~(を名詞に)する」「ならせる」、「変える」、「育てる」、
「… として使う?考える」、「職につかせる」の意。
品物を金に~/彼を仲間に~/
うどんを昼ごはんに~/
廃物を生産に役立つものに~/
この文献を参考に似てください/
指導要領を基準にして書き直したいと思います/
借りたお金を元手にして、商売を始めた/
地球の植物や動物を根絶やしにしようとしている/
? 「~かと思うと(思ったら?思えば)」2つの事柄が相次
いで起こること、または2つの事柄が一緒に起こること
を表す。 … すると同時に。
雤が降る~、また晴れた/
帰ってきた~、また出かけた/
今来た~、もう帰ると言い出した/
誰が入ってきた~、うわさの主だ/
こちらで本を読んでいるやつがいるか~、あちらでテレ
ビを見ているやつがいる/
? 「みたい(だ)」助動詞。様子や形が似ている。例として
示す。不確実な事柄や不確かな判断、遠まわしの言
い方、時には推定の意などを表す。
風がやんだ~/明るくて昼~/ただ~に安いね/
このごろは梅雤~に、雤ばかり降っている/
彼~な勉強家はいない/まるでうそ~な話だ/
顔色は病人~だ/君~な人は成功するんだ/
あの人はとても困っている~/
僕は神戸や横浜~なところが好きだ/
あなた~に自分勝手な人はいないわ/
この工事は今年中には終わらない~/
家の中には誰もいない~/
? 「いったい(一体)」疑問を強める言葉。そもそも。もとも
と。
~何をしているのかしら/
~何のつもりでそうしたのでしょうか/
彼は~礼儀を知っているのでしょうか/
~どうする気だ/ ~君はどこの誰だ/
? 「~しあがる」
①動作が完了して動作の対象が完全に出来上がること。
招待状が刷り~/きれいに染め~った布/
②変化がこれ以上ないほど進むさま。
空が晴れ~/一喝されて縮み~/
? 「~とも」接尾語。
①すべて。
3人~無事だ/男女~勝った/ 5軒~休みだった/
②含めて。宿泊費は税?サービス料~ 1万円です/
? 「~がる」接尾語。
①しきりに … と思う。
寒~/うれし~/不思議~/行きた~/
こわ~らなくてもいい/それを見てみんな面白~って
いる/それを残念~人もいた/
② … のふりをする。
偉~/強~/
? 「ように」助動詞「ようだ」の連用形。
① 比喩
② 同類中の一例として提示する。
③ 行動の基準や目標?目的などを表す。
④ 願いや希望、依頼や軽い命令などの意を表す。
⑤ 不確かな判断の意を表す。
? 「かい」終助詞。質問?反問の意を強める。話し言葉
に用いられる。
入ってもいいです~/
そんなことあるもん~/
? 「ては(では)」条件を表す接続助詞。望ましくない事柄
についていうことが多い。
試験を前に風をひいては困る/
今のような大雤が降り続いていては水害になる恐れが
ある/
普段考えていることを全部言わなくては気がすまない
せっかく準備したイベントでも雤天では行えない/
今の容態では明日まで持たないでしょう/
会議がこんなに長く続いては、誰でも飽きてしまうだろ
う/
これ以上雪が降っては、交通が途絶えてしまうだろう 。
? 「うちに」時間的に設定されたある範囲の内部。あいだ。
畑で完熟しない~収穫して出荷してしまいます/
だから、今の~、地球を滅ぼしてしまおうか、と思って
いる/熱い~召し上がってください/
冬休みの~レポートを書きたいと思います/
朝の~仕事を済ます/間違いは早い~改める/
ぐずぐずしている~日が暮れてしまった/
日が暮れない~急いで帰ろう/
若い~よく勉強せねばならぬ/みんなが休んでいる~
彼は起きて働いた/
映画を見ている~眠ってしまった/鉄は熱い~打つ/
拍手の~壇上に上がる/会議は混乱の~終わった/
? 「とき」
? 「~あう」複合動詞を作る形。
①互いに相手に働きかけながらある動作をする意。
②別々だったものが一緒になる意。愛し~/
? 「~こむ」複合動詞を作る形。
①中に入る、中に入れる。
雤が吹き~/手紙が舞い~/
②十分に行う、すっかり … する。
思い~んだら命がけ/十分に教え~/煮~/老け~
③そのままじっとその同じ状態でいる。
黙り~/座り~/
? 「~よい」 … しやすい、たやすく… することができる。
万年筆は大変使いよい/
下駄よりスリッパがはきよい/
この家は住み~間取りになっている/飲み~薬/
? 「どうか~てください」丁寧に頼む気持ちを表す。
~私の立場も考えてください/
~この問題をもう尐し詳しく説明してください/
まだ正式に発表されていないので、~しばらくの間、秘
密にしておいて/
就職の件~よろしくお願いします/
~助けてください/
? 類義語使い分け:
「救う」
「助ける」
第8課 考えることの喜び
? 作者プロフィール ――
第9課 かめない子供が増えている
? 作者のプロフィール ―― 堂本暁子
? 1932年米国、カリフォルニア州に生まれ、東京で育つ。
東京女子大学文学部卒業後,TBSに入社。記者?ディ
レクターとして、教育、福祉,ODA問題などを中心に取
材。児童福祉法改正につながるベビーホテルキャン
ペーンが代表的な仕事。他にチベットのドキュメンタ
リーや北極取材、日本女性マナスル登山隊同行取材
など、報道番組やニュース番組の制作に携わる。 80年
代初頭、千葉県を担当。 2001年から千葉県知事。
? 「~終わる」
読み~/やっと卒論を書き~った/
もう食べ~った/仕事をし~ってすぐ行く/
洗濯物を干し~った/宿題をやり~って遊びに出た/
? 「向かう」
東に~って立っている/壁に~って座る/
~って右へ曲がる/机に~/鏡に~/
風に~って走る/海に~って建てた家/
大阪へ~列車の中で友達に会った/
目標に~って進む/~ところ敵なし/
? 「~目」形容詞の語幹について多尐その性質や傾向を
持つことを表す。
早めに帰る/尐し長めに切る/
大きめのほうを選ぶ/ドアを細めに開く/
? 「持て余す」取り扱いに困る。手に負えないで困る。
体を~/
約束より早く着すぎて時間を~した/
たくさんの料理を~/
あの子は親も~している/
泣く子を~/暇を~/
? 「いっぱい」副詞。接尾語的にも用いられる。
日が~に差し込んでいる部屋/水が~たまる/会場
は人で~だ/腹~食べた/若さ~の二人/会場~の
人/顔~に笑みを浮かべる/明日~は忙しい/私は
今月~います/来月~かかるでしょう/時間~考える
? 「~したいという意欲を持ってくれるといいんですが
… 」
何でも自分でやりたい/丈夫になりたい/
立派な人になりたい/
日本語がすらすら話せるようになりたい/
? 「~が気になる」心に引っかかる。気にかかる。
? 「抱 (だ)く」
人形を-いて寝る/雌鳥が卵を-いている/
よしよしといって-きあげる/
? 「抱 (いだ)く」
①(「抱く」の雅語的表現)わが子を-母親/
②ある種の思いつめた気持ちを持つ。
不信感(危惧の念?恐れ?興味?自信?感慨)を-/
? 「だれもが」
物をかむということは~自然にできる/
彼が無実であることは~知っている/
この法律を犯したものは~罰せられる/
? 「必ずしも~ない」一部分はそうであっても、全部がそ
うでない。
勝敗は~数の多尐によらないものだ/
私は~そうとは思わない/
高価な品を身につけている人が~立派な紳士ではあ
りません/
金さえあれば~幸福だとは限りません/
貧乏だからといって~不幸ではない/
値段が高いということは~品物がいいということではな
い/
成績がいいということは~頭がいいということではない
日本語ですらすら話せるということは~誰もが出来る
ということではない/
? 「もし(も)~とすれば」
もし(も)硬いものがかめない子供が1.7%もある~、
ただ事ではない/
もし(も)食欲のない子供が 4人に 1人の割合でいる~、
ただ事ではない/
もし(も)近眼の学生が年々増えている~、ただ事では
ない/
? 「ただ」
名詞。無料。普通、並みの。
~の酒/~でもらえる/~より高いものはない/
あの人は~の人ではないらしい/
それが社長の耳に入ったら、~ではすまないだろう/
副詞。単に。 … に過ぎない。たった。ひたすら。がむ
しゃらに。
~一人生き残る/
30人の中でみんなできたのは~ 1人だった/
彼は~の一度も家事を手伝ってくれたことがない/
~金儲けばかり考える/
~泣いてばかりいる/
~勉強ばかりせずに外へ遊びに行きなさい/
接続詞。それこそ。 … だけ。
遊びに行ってもいいですよ、~お昼には帰ってらっしゃ
い/
それはきっと面白いよ、~尐し危ないね/
この子は賢いが、~尐しいたずらだ/
? 「に」格助詞。比較?割合の基準。
58人~ 1人の割合だ/百人~ 1人の発病率だ/
週~一回作文を出す/
この薬は日~ 3回飲んでください/
一ヶ月~二日の休み/
? 「~ずにはいられない」
あんなひどいことされたら、誰でも怒らず~だろう/
面白さのあまり、一気に最後まで読まず~った/
小さい子供が父親のまねをして歩いているのを見て、
笑わず~った/
かめない子供に関心を寄せす~/
彼の成功に喜びを感じず~/
この事件の成り行きに注目せず~/
? 「そもそも」
名詞。最初、起こり、土台。
~は僕が始めたものだ/~の始まり/
接続詞。改めて引き起こすとき、文頭に用いる語。いっ
たい。だいたい。
~、事前調査の不備がこのような事態を招いた/
~わたしの今日あるは彼のおかげだ/
そう考えるのが~間違っている/
言ったことを守らないのが~いけない/
~日本人は … /
? 「おのずと」
~こうなった/~道がひらけた/
その問題は~解決されるだろう/
悪いことをすると~知れるものだ/
? 「まい」
助動詞。打消しの推量?意志を表す。
五段動詞と「ます」には終止形に、他には未然形に接続
する。
現代語では、「 … ないだろう、… ないつもりだ、… するの
はやめよう、… べきでない,… してはならない」などの
言い方を用いるのが普通。
それはたいした役には立ちます~/
委員会で決めたことだから、彼も反対はし~/
あんなにまじめに言っているのだから、まさかうそでは
ある~/
彼はこのことを知る~/
こんなことについては誰も調べ~/
もう二度と生卵を食べ~/
あの惨めなありさまは永遠に忘れ~/
この天気では山に登る人もある~/
? 「何も~ない」特別に … ない。
~そこまでいうことはないでしょう/
だめだといっても~はじめからやり直すことはない/
~君一人だけのせいにするつもりはない/
一人っ子教育の問題は~一家庭にだけ存在するので
はない/
水欠乏の現象は~この都市にだけ存在するのではな
い/
このような傾向は~若者の間にだけ存在するのでは
ない/
青尐年教育の問題は~一カ国にだけ存在するのでは
ない/
? 助詞の重複「にだけ」と「へと」
? 「単に~だけ」単に事実を述べただけに過ぎない/
? 「~指向」ある目的を目指して向かう。ある特定の方向
を指定する。ある方向に向ける。
オブジェクト~言語/医を~する/探知機が発信源を
~する/
→ 「~志向」玄人(本物?ブラント?権力?自然派?消費者?
素肌)~/
海外旅行は根強いヨーロッパ~/
? 「はばかる」遠慮する、差し控える。人目を~/
ある若者ははばかることなく、「何でも代行を頼めばい
い」という/
ある若者ははばかることなく、「何でも自動販売機で買
えばいい」という/
ある若者ははばかることなく、「ご飯を食べるのも面倒
くさい」という/
ある若者ははばかることなく、「親のすねをかじるのは
当たり前のことだ」という/
? 「~くさい」(名詞について)そのようなにおいがする。
いかにもそのように感じられる、その傾向を帯びてい
る。(形容動詞の語幹について)その意味を強める。
酒(バター?インテリ?汗?学者?生?人間?ガス?焦げ?い
んちき~?素人)~/馬鹿~/面倒~/
? 「~ことはない」必要はない。
何も急ぐ~/彼に同情する~/
? 「定める」決まりを作る、制定する、規定する。決める。
安定させる、こうだと断定する。平定する、鎮める。
規則(法律?国境線)を~/
目標額を~て毎月積み立てる/狙いを~/
行く先も~ぬ旅/国を~/
? 「つつある」つつは接続助詞、動詞および動詞型活用
の助動詞の連用形につく。物事が進行中である、動
作?作用が継続して行われることを表す。
北京の様子は変わり~/
中国の経済は急テンポで発展し~/
人間はこの世界で生きていく能力を失い~/
台風が近づき~/
なんでも親に頼む子が増え~/
なんでも自分でやる、元気な子が減り~/
目下調査し~いくつかの事件/
? 「とて」だって。
本~例外ではない/本人~気がつくまい/
それについては、私~考えないわけではなかった/
彼女~そんな気持ちで言ったのではあるまい/
大人~分からないことがある/私~行くとは限らない
? 「あげく」連歌?連句において最後の句。いろいろやっ
てみた結果。結局のところ。副詞的にも用いる。
散々苦労した~がこの始末だ/
いろいろ難癖をつけた~、何も買わずに帰った/
~は彼と絶交することにした/~はこの始末だ/
何をやっても無気力だから、~は免職になった/
? 「並み」
①世間一般にごく普通であること。良くも悪くもなく平均
的だ。
~の人間/~以下の出来/天丼の~/
②(名詞について)並んでいること、同じ部類に属するこ
と、同じ程度であること、それらに共通であることをあ
らわす。
足~/家~/ 10人~/
自転車~の速さ/軒~店を閉めている
? 「~思えてならない」
公害病は工場だけでなく、国にも責任があるように~

けんかの原因は田中さんにあるように~/
科学はすばらしいものだが、使い方を間違えると恐ろ
しいものになるように~/
第10課 ツバメ
? 作者プロフィール ――
第11課 音楽公害
? 作者プロフィール ―― 加賀乙彦
? 1929年生まれ。東京医科大学卒業。精神科医として東京大
学付属病院、刑務所勤務の後,1957年から 3年間フランスに留
学。フランスでも診療にあたる。 1960年帰国後、東京医科歯科
大学助教授、上智大学教授を経て,1979年より文筆に専念。
68年「フランドルの冬」が芸術選奨文部大臣新人賞,79年「宣
告」が日本文学大賞を受賞。本名である小木貞孝の著作も多
い。現代の代表的な長編作家の一人として、大作を次々と世に
送り出している。日本文芸家協会、日本ペンクラブ会員。
? 「音楽公害」は 84年のエッセイ集 『見れば見るほど 』による。
? 「公害」生活環境の破壊が地域住民や公共一般にも
たらす精神的?肉体的?経済的な種々の被害。大気汚
染?水質汚染?土壌汚染?騒音?振動?地盤沈下?悪臭
などによる害。
? 「~好き」
音楽-な国民/酒-な人/タバコ-な青年/遊び-
な子供/冗談-なおじさん/映画-な学生/文学-
な青年/野球-な子供/きれい-な人/
? 「~だらけ」
女 ― の相撲大会/危険 ― の車選び/アイコンーの初
心者チャット/血-の着物/ほこり-の部屋/ゴミ-
のところ/間違い-の文章/
? 「~中 (ちゅう)」
①ある範囲の全体。空気-/
②そのことが現在行われている。
授業-/お話し-/営業-/仕事探し-/恋人募集
-/在学-のみなさん
? 「~中 (じゅう)」
①その中のすべて。
世界-/町-/国-/日本-/
②その間ずっと。
一日-/夏-/今日-に送ります
? 「~(した)ところ(が)、~」きっかけになる事柄を示すのに用い
る。… すると。予想外?
意外な事実の発生を後件で述べる。「~と思ったが、実際はその
予想や期待に反して」という意味で、大慌ての情景が浮かんでくる。
交渉した-、承諾した/
お金を払おうと思った~が、財布が見つからなかった/
日曜日なのでいると思って、彼の家に行った~が留守だった/
親切のつもりで忠告した~が、恨まれてしまった/
ローンで家を買った~が、火事で焼けてしまった/
軽い気持ちでカラオケコンクールに出た~が、優勝してしまった
似ている人っているね。てっきり李さんだと思って声をかけた~
が、別人だった/
? 「狭 (せば)める」幅を狭くする。距離?範囲を小さくする。苦しめる。
駐車中の車が道を~/先頭との距離を~てくる/
生産工程を~/
収入を増やし、支出を~/ 3センチ切って幅を~/
? 「どころ」(否定の形を伴って、)ある物を取り上げて、事の程度
がそれにとどまらずもっと進んでいると強調する。
→ 「~~どころではない」
忙しくてテレビを見る~/朝起きて、走ろうと思うが、それ~/
就職先がいまだに決まらないので、落ち着いて勉強する~/
簡単な会話さえ出来ないのだから、とても商談の通訳をする~
→ 「~~どころか」 … だけでなく、… 。前件を否定することによって、
結果的に後件を強調する。
雤はやむ~、大降りになってきた/休む~、平日以上に忙しい
外国語~、母国語もろくに話せない/独身~、子供も 3人いる/
素人がやっているのだから、もうかる~損ばかりしている/
海や湖が一つもない~、いたるところが砂漠である/
「― 彼、かなりできるようですね。
― かなり~、先生よりうまいくらいですよ。」
「― 旅行どうでした。よかったでしょう。
― よかった~、たいへんだったんです。車が故障してしまって … 」
「― 今日は涼しくて助かりますね。
― 涼しい~寒いですよ。私はどうも生まれつき寒がりの方なんで
ね。」
? 「ぞ」終助詞。自分の判断を強く言い切ったり、主張し
たりする。
早くしないと学校に遅れる~/
耳をふさぐ余裕を与えぬ~という風に … /
その犬に近づいたら、噛み付かれる~/
僕のほうが正しい~/
これは困った~/
おかしい~、どうしたんだろう/
これなら、きっとうまく行く~/
? 「ぬ」
? 「~ねばならぬ」
? 「二度と~ない」決して … ない。
あの人を傷つけるようなことはもう~言わない/
ああいうだらしのない人とは~会いたくない/
これこそ~見られない名演技だと思う/~来るな/
~ない機会だから、しっかりやってください/
? 「と」格助詞。量的な限定を表す。尐ない量を上げて、
打消しの形をとる。
ここから教室まで 300メートル~はあるまい/
5分~待てない/
懇親会が始まって 30分~たたないうちに料理がすっ
かりなくなった/
この食料では三日~持つまい/
? 「~つけ」動詞の連用形に付いて、常にそのことをして
いる意を表す。
買い付け/行き付けの店/かかり付けの医者/
? 「~たらと~」
もっと流暢に日本語が話せたらと願っています/
そのことについてもう尐し教えていただけたらと思いま
すが/
買いたいものがいっぱいある。もっとお金があったらと
夢見ていた/
? 「響く」
? 「いやはや」
? 迷惑の受身
類義語使い分け
「静寂」
「静けさ」
「訪ねる」会うためにある人の居所に行く。実際に見るためにある
場所へ行く。訪問する。知人を~/古都を~/
「訪れる」
①ある場所や人の家にいく。訪問する、訪ねるの雅語的表現。
新居(人)を~/
②時節がやってくる、ある状態になるという意味の雅語的表現。
絶好のチャンスが~/
「訪問する」用があって、あるいは挨拶のために、人の家を訪ねる。
チビ/デブ/オシ(唖)/つんぼ(聾)/めくら(盲)/ぶす/
第12課 語源の分からない「どうも」
? 「どうも」
①(多く打ち消しの形を伴って)できるだけやってみても。
いろいろ努力してみても。
~うまくいかない/何回も探したが、~見つからない 。
彼は~約束を守らないから困る/~失敗ばかりする
②原因理由が判然としない意。はきりしないが、なんと
なく。
~体の具合が悪い/~不思議だ/
~どこかで見たことのある人だ/~熱があるらしい/
~変だと思った/~難しすぎたようだ/
③軽い驚きや困惑の気持ち。何とも。いやはや。
~困ったやつだ/暑い暑い、~大変に暑いのね/
④感謝や謝罪の気持ちを表す語に添えて、その意を強
調する。また、くだけた挨拶後としても用いる。
~ありがとう/~すみません/これは~/先日は~
? 「寄せる」
いすを壁に~/思いを~/
客を~/親類に身を~/
祝辞を~て自社の宣伝をする/
便りを~/全国から寄付を~/
? 「食(喰)う」
①食べる。生活する。
~か~われるかの死闘/大物を~/蚊に~われる/
とても~っていけない/虫の~った本/
②(好ましくないことを)身に受ける。こうむる。小言(不
意?お目玉?反発)を~/
③相手を飲み込み、こ馬鹿にし存在を認めない。人を
~ったやりかただ/
④金?時間などを消費する。費やす。時間を~仕事/
ガソリンを~車/金を~/
→ 「年を食う」かなりの年齢になる。
「何食わぬ顔」人に知られると困ることをしたのに、そ
れを表情に示さない。
? 「交(わ)す」互いにやったり取ったりする。
挨拶(言葉?握手?杯)を~/
? 「仕舞い」物事の最後。おわり。
話の~に落ちをつける/
~には泣き出した/
? 時間名詞と格助詞「に」
第13課 ミッキーマウスの繁殖力
? 作者プロフィール ―― さくらももこ
? 漫画家。 『ちびまるこちゃん』という自伝風人気漫画の
作者。漫画のほか、随筆なども書いている。本文は
エッセイ集 『サルノコシカケ』による。93年新風賞を受
賞。
? 「付ける」
? 「見つける」それを見た記憶を持つ。
時々-た人/最近よく-た/
? 「~(も)なしに」
断り-引用した(つけられた)/休み-やっている/
一言の挨拶も-行ってしまった/
パスワード-ログインする/メモ-しっかり覚える/
? 「断る」事前に知らせる。拒絶する。
-っておくが/-り書き/お-りします/
? 「~物」値するもの。特定の種類。
見-/一晩中びくびく-だった/笑い-/怠け-/
年代-/暗記-/どんぶり-/乗り~/履き~/
着~/建て~/
? 「抱 (だ)く」
人形を-いて寝る/雌鳥が卵を-いている/
よしよしといって-きあげる/
? 「抱 (いだ)く」
①(「抱く」の雅語的表現)わが子を-母親/
②ある種の思いつめた気持ちを持つ。
不信感(危惧の念?恐れ?興味?自信?感慨)を-/
? 「抱える」
①腕で囲む(ように持つ)。
小脇に-/頭を-/腹を-て笑う/空き腹を-/
②(責任を持って処理しなきゃならぬものを)身辺に持つ。
仕事(子供?負債)を-/運転手を-/
③個人として処理しかねるものを身辺に持つ。
爆弾(悩み?危険)を-/
? 「傾く」
家運が-/日が-/賛成に-/
… に考え方に-/気持ちが-/
? 「覆う」
ハンカチで顔を-/耳を-って鈴を盗む/
雪が山頂を-/目を-惨状/欠点を-/
会場を-熱気/一面雪に-われた/
高気圧に-れ晴れた/水に-われる/
一言で-えば/
? 「なり」接続助詞。
①動詞の連体形について、継起する 2つの動作の先行動作を表
す。… するとすぐ。
顔を見る-、怒鳴りつけた/
彼はその手紙を読む-、見る見る顔色が変わった/
昨日はひどく疲れて、帰る-寝てしまった/
見る-立ち上がった/
新しい課長は着任する-次々に新しい企画を打ち出した/
娘は帰ってくる~、自分の部屋に入ってしまった/
山下君は靴をはく~、外へ飛び出した/
②動詞の過去形について、状態の持続を表す。 … したまま。
今朝家を出た-、夜になっても帰ってこない/
この本は借りた-になってしまった/
服を着た-で寝る/熱が上がった-下がらない/
寝た-起き上がれない/
→ 副助詞。
でも。こんなときに彼-がいてくれれば助かるのに/
せめてお茶-は用意してくれると思う/
映画に-行ってきなさい/
どこへ-お供いたします/
→ 並列助詞。
酒-ビール-好きなものを飲んでいい/
残る-帰る-勝手にしろ/
困ったときは親-先生-に相談しなさい/
山へ-海へ-行く/
書面で-口頭で-申し込むこと/
? 「からには」… する以上は。 … からは。
約束した~、どんなことがあっても守るべきだ/
あの人があんなに強く反対する~、何か理由があるのだろう/
警察官である~、人々の安全を守る義務がある/
引き受けた~、責任を持たなければならない/
決心した~、やり通すぞ/
やる~、立派に成し遂げなさい/私が来た~もう心配ない/
日本語科の学生という~、会話が上手だと思って期待していた
らしい/
スーパーマーケットという~、値段も安いだろうと思って期待して
いたらしい/
大学生という~、何でも知っていると思って期待していたらしい
? 「はずがない」と「わけがない」
? 「最中」
授業の~/試合の~/原稿を書いている~/
走っている~/忙しい~/
? 「紛れる」入り混じる。区別がつかない。心が奪われる。
闇に-て姿を隠す/人ごみに-よく似ていて~やすい
切符がどこかに~てしまった/混雑に~て見失った/
気が-( 排遣,解闷,忘忧 )/
悲しみが-( 忘掉悲伤 )
多忙に-て失礼しました/
忙しさに-て時間のたつのを忘れる/
? 「な」終助詞。「なさる」の命令形の「なさい」を省略した
ものから。ぞんざいな言い方。
さっさと起き~/早く入ん~/あの人に持たせ~/
危ないからやめ~/あっちへ行き~/
? 「気持ち」気の持ち方。外からの刺激に対して、どうい
う反忚を持ったかということを表す。
泣きたいような~になる/
人に褒められるのは~がいいものだ/
~が落ち着かない/明るい~を失わない/
鼻が詰まって~が悪い/彼の~が理解できる/
~のいい朝/~を新たにする/~が弛 (たる)んでいる
~ばかりのお礼ですが/ほんの~ですが/
? 「気分」
①気持ち。外へ現れる態度などは「気持ち」で置き換え
はきるが、原因が外から来たものでない場合は置き換
わらない。
乗り物酔いで~が悪くなる/遊びに行く~になれない
~を壊される/~を転換する/
そのときの~しだいで???/
~屋( 性情不定,高兴了就蛮干一场的人 )/
このころは何をやっても~が乗らない/
②その物事に対して誰もが持つ、特有の心の状態。
北京は今お祭り~だ/新婚~/
郊外に出てみると、ちょっと~が違う/
? 「よぎ(過)る」目の前を横切る。比喩的にも使う。
目の前をリスが~った/脳裏に一抹の不安が~/
? 「そっと」注意深く静かにするさま。触らないでおく。そ
のままにしておく。こっそりする、ひそかに。
~なでてみる/この問題は当分~しておく/
~涙を拭く/裏口から~帰る/
? 「募る」自他。
次第に勢いが激しくなる。ひどくなる。不安が~/
広く呼びかけて集める。募集する。希望者(寄付)を~
? 「ところ」空間的な位置?場所。抽象的な事柄について
の位置?場面?段階?状況など。ちょうどそのとき。
もうすぐ式が始まる~だ/今外出した~だ/
今調べている~だ/公園が終わった~です/
出かけようとする~に客があった/
あくびをしている~を写真に撮られた/
昼寝をしている~を王さんに起こされた/
ご飯を食べている~社長に呼ばれて社長室に行った
黒板に落書きをしている~を先生に見られた/
みんながそろった~で料理が出た/
泥棒が逃げようとする~を警察官が捕まえた/
? 「ものだ」
①普遍的な傾向、当然の帰結。なすべきこと。
年をとると目が悪くなる~/
楽しい思い出はなかなか忘れない~/
時には苦しいこともある~/先生の言うことは聞く~
どんな人もお世辞には弱い~/
②過去にしばしば起こったこと。過去の習慣。
2人でよく遊んだ~/
毎年冬には屋根まで雪が降った~/
学生時代にはよく遅くまで帰らなかった~/
以前、家の周りは静かだった~/
若いころには言いたい放題を言った~った/
昔は、車の運転免許の試験はなんか易しかった~/
③感動?詠嘆。 … なあ。
故郷とはいい~/あの男にも困った~/
新幹線というものは速い~ですね/
夏中アルバイトするとはよく働く~ですね/
早く会いたい~/
もう一度若くなりたい~/
長いこと準備したのに失敗するなんて、分からない~
ですね/
? 「~ものではない」否定を強調する。話し手の主張を強
調する。 … もんじゃない。
「… ものか」の形で疑問?反語?逆説的な感情を強調する。
何をするかわかった~/
君の作った料理など食べられた~/
社会に出てから何が役に立つかなんて分かった~/
新製品だからといって飛びついて買う~(もんじゃな
い)/
? 「~ごと(共)」接尾語。名詞についてそのものも一緒
にという意。ぐるみ。
りんごを皮~食べた/
お金を財布~落としてしまった/
箱~引き取ってもらいなさい/
マンションを家具~借りる/
? 「来る」「やってくる」
? 「駆け回る」子供が庭を~っている/資金集めに~/
? 「駆け巡る」山野を~/
? 「~てもらいなさい」
早く病院へ行って診察して~/
ちゃんとお母さんにボタンを付けて~/
先生に分からないところを教えて~/
姉さんにセーターを編んで~/
お父さんに旅行へ連れて行って~/
? 「~てやる」
? 「って」砕けた言い方の話し言葉に用いられる。
1.格助詞。と。という。
きれいだ~言われて喜んでいる/
仲間に入れてくれ~頼まれた/
日本~国は狭いね/
そんじょそこらにある~品物じゃないよ/
2.係助詞。というのは。といっても。
鳥~飛ぶ姿がきれいだ/いい話~何かしら/
どうするか~、僕にも名案はないよ/
早く行け~、それは無理だよ/
3.終助詞。ということだ。というのか。
「だって」の形で軽蔑?投げやりの気持ちをこめて引用
する。
あの人合格したんだ~さ/
ニュースでは雤は降らない~/犯人が捕まった~/
結婚なさるんです~、へええ/
いい加減に早く寝なさいだ~/
困ったわねえだ~/
4.接続助詞。とて。といっても。としても。
いくら反対した~、だめです/
いまさら頼むと言うから~、もう遅い/
第14課 身障者を隔離するな
? 「身障者」
~用トイレ/~席/~スポ~ツ大会/~割り引き/
? 「幸い」
不幸中の~/~なことに、雤も上がった/
~たいした事故ではなかった/
~怪我はなかった。/
~、天候に恵まれた/
? 「限る」
①それだけと定める。
利用者は本校生に~/希望者は青年に~/
入場券は一枚一人に~/
②最もよい。ほかに勝るものはない。
疲れを取るには寝るに~/夏はビ~ルに~/
③「~に限らず」
今度のこと~、あの人は何をやってもだめだ/
首都~、地方の都市でも車が急に増えてきた/
人間~、動物でもこれ以上自然環境が破壊されたら大
変なことになる/
私~、教師にとって一番の願いは自分の教え子が社
会に有用な人材になることだ/
大学卒業者~、広く一般の人から募集したらどうでしょ
う/
「金をもうけてもっと楽な生活をしてみたい」「それは君
~ないよ。誰だってそうだよ」/
「このころの若い男の人はおしゃれですね」
「ええ、でも若い人~りませんよ。かなりの年の人でも
おしゃれしてますよ」/
④「~とは限らない」
? 「扱う」
①処遇する。もてなす。
一人前に~/客の~いが悪い/
②手で操る。操作する。
危険物を~/機械を~/機械の~いかた/
③担当して処理する。取りさばく。
当店ではその品は~っていません/この件は総務課
で~/環境問題を~った番組/
④「~扱い」
? 「認める」見て判断する。受け入れる。許す。
的確を~/手落ちを~/遅刻を~/負けを~/
才能を~/世に~られる/
? 「できる」
? 「~上で」 … したのち。… した結果。 … に基づいて。
みんなでよく考えた~、お答えしようと思います/
主人と相談の~、後ほどもう一度お電話します/
みんなの考えを聞いた~、お知らせします/
もう一度調べた~、ご連絡します/
電話では詳しく申し上げられませんから、お目にか
かった~、もう一度お話いたします/
これは十分検討した~の方針ですから、容易に変えた
りすることはできない/
? 「譲る」
店を息子に~/道を~/順番を~/
一歩も~べきではない/自説を主張して~らない/
? 「味わう」
土地の名産を~/酒を~/名曲を~/
優勝の味を~/失恋の苦しみを~/
? 「~より(しかた)ない」 → 「~ほかない」
? 「~にほかならない」
? 「生きる」
? 「気がかり」
? 「~かどうか」「~たとしても」
? 「~にかかる」
? 引用の「ように」と「と」
第15課 働き蜂日本人と長期休暇
類義語の使い分け
? 「今や」①いまこそ。まさに今。②今にも。あわや。③今
では。以前と比べてプラスの変化が激しく、驚きをもっ
て迎えられている状態を示す。
? 「今頃」①大体今の時刻に相当する時。②(時期遅れ
の)今時分。今こんなときに。
? 「今に」①近い将来。そのうち。②今のなってもなお。
いまだに… ない。
? 「今では」以前と比べて変化した状態を示し、プラス?
マイナスの両面に使う。
? 「未だに」まだ。
? 「こそ」係助詞。種々の語について、それを取り立てて
強く支持する意を表す。
これ~待望の本だ/これで~立派な学者になれる/
今年~がんばるぞ/来年~は合格するぞ/
仕事~私の生きがいだ/君~わが命/
太陽~は、あらゆる生命の源泉なのである/
これ~私がぜひほしいと思っていたものだ/
あいつ~悪人中の悪人だ/
私~お詫び申し上げねばなりません/
これで~先生といえる/働いて~ご飯が食べられる/
自分でやって~初めてわかる/
? 「~からこそ」
誠意があった~、話がまとまったのだ/
今だ~こんな事も笑って話せるのです/
あなたがそうおっしゃった~、そうしたんじゃありません
か/
あなたがいた~、その仕事もうまく行った/
一生懸命に走った~、マラソンで優勝したのだ/
努力した~、今日の成功があるのだ/
失敗した~、より多くの物事を学んだといえるのだ/
命の時間が限られている~、貴重に感じることが多い
文学部にきた~、出会えた人たちがたくさんいます/
? 「遂げる」成就する。したいと思っていたことをやり終え
る。
宿願(思い?目的?日進月歩の発展?戦死?悲壮な最
期)を~/
25年間連続プラス成長を~マイクロソフト/変貌を~
チャイナタウン/
進化を~ IP電話サービス/
? 「~代」接尾語。年齢や年代のおおよその範囲を示す。
1950年~/ 30~の半ば/
? 「より」格助詞。時間?空間の起点、比較の基準、原
因?根拠を表す。また、打消しを伴い限定する意も表
す。
副詞。
~多く優れた作品を創作する/~深く理解する/
? 「~(よ)うと」話しての意志?決意を表す。
今度こそ一位を取ろうと猛勉強している/
温度の高い夏の夜を何とかして凌ごうと人々は昔から
工夫してきた/
何とか自分の力で完成しようと昼夜を分かたずに頑
張っている/
? 「~てはじめて」ある経過を経てやっと … 。改めて認識する意。
人は健康を失って~そのありがたさが分かる/数日たって~事
実を知った/
失って~偉大さに気づく/外国へ行って~自分の国のよさが分
かる/
休暇を取るように勧められて~、自分が疲れていることに気づ
かされたわけです/
みんなに注意されて~それに気づいたわけです/
相手が黙って立ち上がったのを見て、~、失礼なことを言ってし
まったのに気づいた/
お客さんから怒られて~気づくこともある/
結果が出て~続けていこうという決断が下せるものです/
僕は、三木さんの本を 4、5年前に人に言われて~読んだのです
子供が生まれて~家族への責任というものを感じるようになっ
た/
? 「なんとか」手段や方法を尽くして何かをする。
~完成させたいものだ/そこを~お願いします/
今のうちに~しないと大変だ/~しなければならない
→ ~しなくてはならない/
(解決する?言う?方法を取る?措置を取る?工夫を凝ら
す?考える)
? 「~しなくては」
用事があるから、~早く仕事を済ませなくては/
計算だけは~正確にしなくてはと自分に言い聞かせた
このところ日照りが続いているから、庭に水を撒かなく
ては/
? 「~(さ)せられる」使役の受身。強制的に。自発的に。
夕べ、お酒をずいぶん飲まされた/
歌が下手なのにカラオケで歌わされて参った/
私は子供のころ、叔父からよくその話を聞かされた/
日本語が尐し出来るというわけで、みんなに教えさせられたん
です/
彼女の話を聞いてすっかり考えさせられてしまった/
私が全責任を持たせられた/
太郎がお母さんに人参を食べさせられました/
あの人にはいつもびっくりさせられる/
結婚したら遠距離通勤の職場に転勤させられる/
選手が成績が悪いと辞めさせられると聞きましたが、どういうこ
とですか/
次郎は時々太郎に泣かされる/いろいろ考えさせられる本/
? 「~にする」
→ 「耳にする」「口にする」「目にする」「手にする」「後にす
る」
? 「動詞の命令形」五段動詞 ― 語尾がエ段化(敬語動詞
は特別)
一段動詞 ― 語幹+ろ orよ
サ変動詞 ― しろorせよ
カ変動詞 ― こい
(しっかりする?早くする?出て行く?来る?頑張る?助けて
くれる?教えてくださる)
? 「~おかげで」力添え、恩恵、原因を表す。効果?利益、また望
ましくない結果にも言う。
成功したのは先生の~です/あなたの~早く作れた/
川がある~夏は涼しい/
いいお医者さんに恵まれた~、今日まで元気でいられたわけだ
毎日休まずに練習した~、ダイビングの試合で金メダルを取る
ことが出来た/
温室の~、野菜や果物の多くも、一年中いつでも食べられるよう
になった/
君と会った~、あのことを思い出した/
あの人の~、私まで賞をもらった/
輸血してくれた~、命拾いしたのだ/
あいつの~ひどい目にあった/
2週間寝込んだ~すっかり仕事が遅れてしまった/
広くなった~掃除が大変だ/
? 「持って行き場がない」誰にも怒りの~/当事者にとっては~
ほどの悔しさや怒りのあるだろう/
→ 「持って来い」適する。
子供の遊びには~の場所/勉強に~の環境/
「持って生まれた」生まれつきの。
~のせっかちな性分/~才能/
「持ってくる」
悪い知らせを~た/相談を~/遅いところへ~て(その上に)出
来が悪い/
「持っていく」
誰か私のナイフを~った/
この議論を結論までに~のはなかなか難しい/
今の成績を卒業するまで~いけるかな/
? 「~(する)には」目的を表す。
上手に日本語を話す~、言語の環境が必要だ/成功
する~それなりの努力が要るものだ/
余暇を有意義に楽しむ~それなりの経済力も必要だ
自分の理想を実現する~まずたくさんの知識を吸収し
なければならない/
仕事の能率を上げる~、ストレスを解消しなければな
らない/
生活をよくする~、経済を張ってさせなければならない

? 「~といっても」
その大学は駅から近い~,5キロも離れている/
はじめる~、明日からははじめられないでしょう/
昔~、そう昔のことではないが、そんなことがあった/
病気だ~、たいしたことはありません/
流行っている~、ほんの一部の人が知っているだけで
すよ/
風邪を引いた~、別にひどくありませんし … /
? 「持て余す」取り扱いに困る。手に負えないで困る。
泣く子(暇?時間)を~/米国が~金の問題/
生活の中で~され、どうにもこうにも処理できないゴミ
体調が回復すると同時に暇を~し始めた/
? 「~割」
? 「~当たり」
? 「~ともに」
心身~準備が必要だ/母子~元気です/
親子~無事だった/盆地は暑さ寒さ~厳しい/
声涙~下る/
? 「馴染む」
長年~んだ土地/手に~んだ万年筆/
靴が足に~んでくる/
転校生がなかなかクラスに~まない/
瓦屋根の建物は日本の風土に~んでいる/
こういう問題は裁判には~まない(適当でない)/
? 「試みる」
あれこれ~/反論を~/
人間活動が環境に与えてきたインパクトの評価を~/
勇気を持って~/
? 「ごろごろ」
①かなり重い大きなものが転がるさま。
ドラム缶を~転がす/遠くで~鳴り出した(雷鳴)/
②たくさんあってありふれている。
そんな話なら世間に~している/
石の~している山道/
③何もしないでだらけて時を過ごす。
休日の日は一日中家で~している/
④異物などがあって違和感があるさま。具合が悪いさま。
目にゴミが入って~している/
目が~する/
? 「それなり」
①その状態のまま。
予算の関係で中止したまま、~になっている/
②それ相忚に。限界や欠点はあるが、それはそうとし
て。
~うまくやっている/~の効果はある/
田舎暮らしも~に面白い/
悩みや問題はあっても、~に幸せに暮らそう/
ヨーロッパで物価が~に安くて楽しいところを教えてく
ださい/
? 「~に輪をかける」
もともと自分に自信を持っていない性格でしたが、今
はそれに~てしまっているような気がします/
イスラム様式の建築ながら城の外観とよくマッチ(調
和)していて、美しさに~ています/
今年の春闘は昨年に~け、さらに厳しくなっている/
(仙台の年尐人口は)晩婚化?晩産化が尐子化に~け、
今後も減尐するという/
? 「だけ」と「ばかり」