第16課 わが身をねじって人の痛さを知れ
第17課 抗議する義務
第18課 「こんにちは」の用法
目 次
第19課 独学のすすめ
第20課 字のない葉書
第21課 高度経済成長時代
第22課 人は何のために生きるのか
第23課 手の文化史
第24課 「あいさつ」にはお国柄があらわれる
第25課 障子の破れに学ぶもの
第26課 蘭
第27課 ストレスと人間関係
第28課 夜空を見上げての嘆き
第29課 眼ざまし時計
第30課 雪、そして故郷
第16課 わが身をねじって人の痛さを知れ
? 文章の構成
*三段型(序破急)
? 序(評論分では序論、小説では発端)文章の導入部分、
本論を引き出す。
? 破(評論分では本論、小説では展開)为題を詳しく展
開させる。
? 急(評論分では結論、小説では結末)結論付けをして
締めくくる。
*四段型(起承転結)
? 起(序論)導入として問題を提示し「承」の部分へと導く。
? 承(説明)「起」で提示された事柄について説明?分析
をする。
? 転(論証)視点を変えて対比?対立する内容を提示し、
それに対する反論や対策を述べて、持論を強調する。
? 結(結論)結論付けをして締めくくる。
?小説の場合、発端 → 事件の展開 → クライマックス→ 大
団円となる型。
*亓段型(ソナタ形式)
序論 → 説明 → 論証 → 列变 → 結論という亓段構成。作曲の形式
(序奏?提示?展開?再現?終結)にちなんでソナタ形式とも呼ば
れる。
*結論 ― 本論型(頭括型)
最初に为題を提示し、あとで为題に関する説明や論証を展開す
る。
*本論 ― 結論型(尾括型)
先にいくつかの具体例などを個別に示し、そこから導き出される
事柄を結論として最後に述べる。
*結論 ― 本論 ― 結論型(双括型)
最初に为題を提示し、次に具体的な説明や論証を展開して、最
後に再び为題を述べて結論付けを行う。最初の为題が仮説と
して提示される場合もある。
*追歩型
紀行文?随筆などに適した型で、自分の考えの変化や
体験したこと?見たことなどを、時間的?空間的?心理
的に項を追って述べる。
*散变型
様々な事柄を全体にちりばめて述べる型で、背後にあ
る为題をあまり強調しない。
? 「~のは~からだ」
あの人にと友達がいないのは、いつも人の悪口を言う
からです/
洗濯物がすぐ乾くのは空気がよく乾燥しているからだ

果物を作っている農家が大変困っているのは、とれす
ぎて価格が安くなったからです/
親の教育についての関心が高まっているのは、子供
の将来に関わっているからだ/
? 「陰(影?蔭?翳)」
①日?月?灯火などの光。「月 ― がさえる」
②光によって、その物のほかにできる、その物の姿。物体が光を
さえぎったため、光源と反対側にできる暗い部分。「障子に猫の
― がうつる」
③あるものに離れずつきまとうもの。
④ほのかに現れた好ましくない影響?兆候。「死の ― におびえる」
「日本の経済に暗い ― を落す」
⑤物の姿。形。面影。古今和歌集哀傷「霞の谷に ― 隠し」。「見る
― もない」「亡き母の ― を慕う」
⑥人目の届かない、隠れた所。「 ― ひなたなく働く」「 ― ながら御成
功を祈ります」
⑦人目に隠れた暗い面。かげり。「彼の人生には ― がある」
? かえ?す【反す?返す?帰す?還す 】[他亓]
①,反?返,事物?事柄の置かれた位置?項序?状態など
を入れちがいにする。
? 表裏を反対にする。うらがえす。ひるがえす。「手のひ
らを― ?す」「軍配を ― ?す」「裏を ― ?す」
? 上であったものを下にする。くつがえす。ひっくりかえ
す。
? たがやす。掘りかえす。
②事物?事柄を、もとの所?状態?人などへもどす。
? もとの場所へもどす。帰らせる。「棚に本を ― ?す」「妻
を里に ― ?す」
? もとのようにする。もとへもどす。「白紙に ― ?す」
? もとの持为にもどす。返却する。また、官位を返上する。
辞する。「借金を ― ?す」
? 返報する。むくいる。「恩を仇で ― ?す」
? 返事や返歌をする。「 ― ?す言葉がない」
? 1度のどを通った食物をもどす。嘔吐する。
? (自動詞的に ) ひきかえす。もどる。「寄せては ― ?す浦
波」
③,反?返,時の経過やある種の操作によって事物の状態?性質を
今までと違ったものにする。
? ある色に染まっている物を他の色に染める。染めかえす。
? 神楽歌?催馬楽さいばらなどを謡う時に、その調子を律から呂
りよに、または呂から律にかえなどする。呂律の調子をかえる。
? (「孵す」と書く ) 卵をあたためて子にする。「雛ひなを ― ?す」
④,反?返,(他の動詞の連用形に付いて )
? その動作をもう 1度する。繰り返す。「読み ― ?す」「思い ― ?す」
? 他から受けた動作と同じ動作をこちらから行う。「問い ― ?す」
「なぐり― ?す」
◇もとへ戻す意の場合、事物には「返」、人には「帰」を使うのがふ
つう。ただし、乗物の場合は「車を帰す」のように「帰」を用いる。
? 「まま」形式名詞。
バナナは青い~取り入れて出荷する/
前屈みの姿勢の~で、空を見上げた/
父は家を出た~帰ってこない/
思った~のことを書く/
? 「取り上げる」
? 「きつい」
①耐えがたいほどに、加わる力が強くつらい。きびしい。
ひどい。はげしい。また、程度がはなはだしい。「 ― ?い
お叱り」「寒さが ― ?い」
②仕事の量が多く、実現させるのがつらい。きびしい。つ
らい。酷である。
「― ?い日程」「 ― ?い金繰り」
③性格が強く、近寄りがたい。勝気である。気丈である。
「― ?い顔付」
④窮屈である。中で動ける隙間が尐しもない。
「靴が小さくて ― ?い」
⑤加わっている力が強く、固い。
「紐を ― ?く結ぶ」「目を ― ?く閉じる」
? 「~ないでいる」
部屋に入っても帽子を脱がないでいる/
この問いにはまだ誰も正しい答えを書けないでいます
できあがった原稿をまだ出版社に渡さないでいる/
→ 「~ていない」
彼のことを忘れていない/
彼のことを忘れないでいる/
彼女はまだ結婚していない/
彼女はまだ結婚しないでいる/
→ 「~ないでいるうちに」
第17課 抗議する義務
? 「場合」
①物事が行われているときの、事情や状況、局面。
時と~による/~が~だけに慎重に考える/
②連体修飾語を伴って形式名詞的に用いられる。仮定的、一般
的にある状況になっているとき。???に関して言えば。
緊急の~は電話で知らせる。/雤が降った~は中止する。/
彼の~は例外である。/
いざ地震が起きた~、慌てないように避難訓練をしておくべきだ。

レポートの締め切りは明日だから、ぐずぐずしている~ではあり
ません。/
それはすべての~に当てはまるとは限らない。/
? 「承知」
①知っている。
②(をしていい)と認めること。
ご~の通り/百も~している(分かっている)/
すべて~の上で/無理を~で/
掃除は女性がすべきだという意見は~できません。/
悪口を言うと~しないぞ。/
ほかの人がなんと言おうと、私は~しない。/
嫌だというのに、結婚を無理に~させられました。/
? 「むやみ(無闇)」名詞。形容動詞。
①結果を考えずに行うこと。後先を考えずにすること。
~をする/~を言うとしかられる/
見当もつけずに~歩き回る/
②度を越しているさま。
~に怒る/~と食べたがる/
? 「喧しい」
~騒音/子供の泣き声が~/世評が~/
公害問題が~く論じられる/規則が~/
しつけに~母親/
食べ物(お茶?ネクタイ?時間?発音)に~/
? 「何となく」取り立ててなんと言うこともなく。どことなく。
~様子がおかしい/~近づきにくい人だ/
~虫が好かない(合不来)/~泣きたくなる/
~駅まで来てしまった(うっかりと)/
? 「意識」
罪の~/~を失う/~がはっきりしている/
~が回復する/
彼女は写真をとられているのを~して服装を直した。
彼はそれを~的に言ったのか、無~のうちに言ったの
かは分からない。/
? 「限る」
①それだけと定める。
利用者は本校生に~/希望者は青年に~/
入場券は一枚一人に~/
この寮に入られるのは外国人に~られている/
会場が狭いので、参加人員は 30人に~こととした/
病気が治ったばかりなので、食べるものはまだ柔らか
いものに~られている/
②最もよい。ほかに勝るものはない。
疲れを取るには寝るに~/夏はビ~ルに~/
③「~に限らず」
今度のこと~、あの人は何をやってもだめだ/
首都~、地方の都市でも車が急に増えてきた/
人間~、動物でもこれ以上自然環境が破壊されたら大
変なことになる/
私~、教師にとって一番の願いは自分の教え子が社
会に有用な人材になることだ/
大学卒業者~、広く一般の人から募集したらどうでしょ
う/
「金をもうけてもっと楽な生活をしてみたい」「それは君
~ないよ。誰だってそうだよ」/
「このころの若い男の人はおしゃれですね」「ええ、でも
若い人~りませんよ。かなりの年の人でもおしゃれし
てますよ」/
④「~とは限らない」
? 「~によって(因?由)」
義務を果たすこと~権利が守られる。/
抗議すること~、割り込むものがなくなる。/
その人が騒ぐこと~、ほかの人が勉強できなくなる場
合がある。/
その人が立ち話をすること~、ほかの人が通れなくな
る場合がある。/
? 「被害」
~が出る/~が大きい/
~を受ける(与える?もたらす?最小限に食い止める)/
~者( → 加害者)/~地/~妄想/
? 「及ぶ」別紙を参照。
? 「~より(も)むしろ~」
美しいという~かわいい人だ。/
自分で作るより~買ったほうが安い。/
あの人がおとなしいという~気が弱いというほうが適切だ。/
彼女のやり方は経済的という~けちだ。/
学生にとって勉強は義務という~権利であるはずだ。
人に聞く~自分で考えてみたほうがいい。/
教えるという~私が教えられているのだ。/
これでは、手伝ってくれているという~邪魔をしているようだ。/
いきなり見舞いに行く~(は)手紙でも差し上げたほうがいいと
思いますが。/
? 「寧ろ」どちらかといえば。どちらかひとつ選ぶとすれ
ば。いっそ。
そう言われるのを~喜んでいる/
用がなければ~家にいたい/
僕は~こう考える/
捕虜になるくらいなら、~死んだほうがいい/
? 「理屈」世間の多くの方が当然としている考え方。こじ
つけるための理由?口実。
~に合う/~では分かっている/~をこねる/
~をつける/~っぽい/~責め/~抜き/
~屋(理屈をすぐ言い立てる癖のある人)/
~と膏薬はどこへでも付く/
? 「~はもちろん(のこと)」
あの人の家族の詳しいことについて~、その名前さえ
知らなかった。/
タバコ~、酒もいけない。/
話すこと~、書くことにも興味を持っている。/
日本人の名前の読み方は外国人に~、日本人にとっ
ても難しい。/
核兵器~、種々の化学兵器の使用も厳しく非難される
べきである。/
特急は早いの~、車体もすばらしい。/
? 「事情」
①物事の状態?状況。特に変化の状態や特殊性につい
ての状況。
②関係者以外には知られていない、ある結果、ある行動
をとるに至るまでのプロセス。
日本~/~に詳しい/~が厳しい(変わる)/~通/
交通~/特殊~/~の許す限り/
~が許さない/~聴取を受ける/現地の~/
家庭の~/個人的な~/~があって欠席する/
~を打ち明ける/
? 「納得」相手の説得などを受け入れて理解?承諾する
こと。→ 理解
~が行く(いかない)/~する/~ができる/
? 「筋」理由?根拠が明白な考え方。話?書き方は見受け
られる一貫性のある項序。「理屈」に置き換わる。「~
が通る(通らない)/~を通す/」
ほかには、「足の~(筋肉)/手の~(血管の線)/
鼻~/額に~を立てる/~の多いカブ/洋服の赤い
~/学者の~(血統。家系)/芝居の~/関係~(つ
ながりのある方面?関係のもの)/財界~/~がいい
(素質?たち)/
? ~が違う(道理に合わない。目指す方向や判断などが
間違っている。)/
? ~を通す(道理を通す。物事の首尾を一貫させる)/
? ~が立つ(筋が通る。道理?原則にかなう。ことの首尾
が一貫する。)」
? 「もちろん」と「当然」
① どんな場合でもそうだという無条件?無限定の内容と
考えられる場合は両方使う。
② 道理?常識?法律?事の成り行きに基づく必然的な帰
結や、前提条件、義務、必然性などを表す場合は
「当然」。
③ 因果関係を超越し、良し悪しなどを考える必要なく、
判断する以前の状態を表している場合は、「もちろ
ん」。「論じることはない」の意。
? 「~たら」「~と」別紙を参照。
第18課 「こんにちは」の用法
? 「数詞(副詞?名詞)+と」動作?作用の行われ方。
ころころ~転がっていく。/
焦らずにゆっくり~やりましょう。/
山~積もれた書類/
二度、三度~回を重ねるうちに、すっかり慣れました。
? 「何気ない」はっきりした目的を持たずに、何かをして
しまうこと。無意識にしたように装う。
~言葉が相手の心を傷つけた/
~ふりをして席を立った/~心遣いがうれしい/
~たたずまいの家/~く目にした/~咲いている花/
? 「別」 → 「他」
男女の~を問わない/それはまた話は~だ/
~の人に頼んでみる/~な物を探す/
彼は~として、普通はみなそうする/
~に用はありません/に変わった様子もない/
「別人」その人とは別の人。ほかの人。「賭け事となると、
~のようになる」
「他人」自分以外の人。家族?親族以外の人。見ず知ら
ずの人。当事者でない人。関係のない人。
? 原因の「に」と「で」別紙を参照。
? 「~とすると」「~とすれば」
もしあなたが私だ~、あなたはどうしますか/
もしあなたが先生だ~、あなたはどんな教え方をしますか。/
2時に始まる~、早く行かなければならない。/
2時に始まった~、もう終わるころだ。/
耳が原因だ~、中耳炎や外耳炎などの可能性が考えられる。
あなたが会社名をつける~、どんなタイプでしょうか。/
生活環境重視で学校を選ぶ~、私は中西部が良いと思う。/
それを証拠と認めない~ば、どんな証拠を提出すれば良いで
しょうか。/
高速道路には身障者のための割引制度はありますか。ある~
ば、どのような手続きをすればよいのですか。/
被害が発生した~ば、どのように被害を最小限に抑えることが
できるかという課題だ。/
? 「ともかく」副詞。「そのことはあれこれ考えない」といった意味で、
その話題?問題は参考程度にして、ほかの話題?問題を優先さ
せる。→ 「とにかく」
姉は~妹も美人だ/勉強は~スポ~ツなら何でもこなす/
味は~雰囲気のいいレストランだ/
一流の作家であることは~として、人間的には今一だ/
ほかの人は~、あなただけには私の気持ちを理解してほしい/
結果は~、みんなすばらしいプレ~をした/
話だけでは分からないから、~行ってみよう/
雤で運動会は流れるかもしれないが、~準備だけはしておこう
試験は難しかったけど、~答えは書いたよ/~あの人のいった
ことだから、間違いないだろう/
? 「は」係助詞。
昨日ほど~寒くない/尐し~分かります/
すぐに~できません/
借り~したが、すぐ返しました/
あんなところへは、僕は行き~しない/
私はつまらない小説なんか読みたく~ない/
値段は高く~あるが、品質がいい/
あなたの立場が百も分かって~いるが、私のほうから
何も言えません/
? 「タル?ト活用形容動詞」タリ活用。 → ナリ活用。
? 「得る(エル?ウル)」支持(機会?賞金?知識?病?罪?要
領?意)を~/
「~し得る」新たな情勢に対忚し~/実現し~/
理解し~/説明し~/積極的な役割を果たし~/
すべての色を表し~基となる三原色/
「~しえない」存在し~/理解し~物/
一度しか感じ~/教科書では知り~/
「~ざるを得ない」
「やむを得ない」
→ 「得(する)」 ←→ 「損(する)」
? 「自分」
~のことは~するのよ/~自身/~勝手な人/~史
? 「自身」
自分~/私~/彼~/友達~/上司~/
車はご~で運転なさいますか/
どなたでもご~の意見をおっしゃったください/
? 「自己」自分自身の文章語。
~愛/~紹介/~中心/~为張/~矛盾/
~反省/~暗示/ ~流で覚えた料理/
~を見つめて~を振り返る/~資本で事業を始める
? 「~切る」
①量的な限界点までその運動をする。~し終える。
②運動が完全にその終局点に到達する。すっかり~す
る。
言い~/打ち~/売り~/押し~/思い~/買い~
/掛かり~/貸し~/借り~/噛み~/困り~/し
~/知れ~/澄み~/泳ぎ~/断ち~/疲れ~/
なり~/逃げ~/乗り~/使い~/張り~/引っ~
/踏み~/持ち~/読み~/分かり~/割り~/
→ 「~切れる」完全に … できる。(多く心理的な動詞につ
いて)強く … する。
打消しの形を伴って使用。
? 「~ことはない」
①「~(動詞の否定形)ことはない」時々 … するの意。
②「~(肯定形)ことはない」全面否定を表す。
③「~(肯定形)ことはない」そういう必要はないと、忠
告?命令?为張などを表す。
新宿は好きじゃないが、行かない~/
漢字は難しいけど面白くない~/
発展途上国は工業化が遅れているが、人々が幸せ
じゃない~/
私は決して友情を裏切る~/私は朝寝坊だから、朝
ジョギングをする~/
パニックになる~/人生は一度限りです。慎重に考え
て考えすぎる~と思います/
そんなことで悩む~/がっかりする~/
? 「~もので(もんで)」
走ってきた~、息が切れる/昨夜遅くまで起きていた
~、朝寝坊をしてしまいました/
あんまり張り切った~、ついしくじりました(失敗、やり
損なう)/
9月末から行った~、もう寒くて大変でした/
エアコン弱い~、入れると体調崩れるんですよ/
数が多い~、お値段もう尐しお安くなりますか/
実は結構ぎりぎりで決めた旅行だった~、特急の指定
席が取れなかったんです/
首周りの大きく開いた服を着ていた~、ボ~ダ~
(border)柄に焼けてしまって、格好悪い/
今年は天気がいい~、梅干はよくひた(干る)わ/
? 「~とも」やや文章語的。
①副助詞。
遅く~ 10時までには帰る/
尐なく~千円はかかるだろう/多尐~関係がある/
②接続助詞。
辛く~我慢しよう/何を言おう~、無駄だ/
参加者は多く~ 30人を超えないだろう/
どんなことがあろう~、動いてはいけない/
③接尾語。
二人~女性だった/男女~優勝した/
④終助詞。
いい~/もちろん、行きます~/そうだ~/
? 「営む」暇無しから動詞化。せっせと努めるの意。
家庭(事業?日常生活?お店?会社?農業)を~/
? 「当たる」
? 「~というよりは~」
第19課 独学のすすめ
? 「~たい」と「~たがる」願望を表す助動詞。
あの子はいつも漫画の本を読み~っている。/
加山さんはあのことについては聞き~らない。/
子供がいやがっているのに、無理にピアノを習わせ~
る親がいる。/
夫はおいしいコ~ヒ~を飲み~っている。/
? 「~がる」接尾語。
①形容詞?形容動詞の語幹について、そのように思う、そのよう
に感じるの意。
うるさ~/かわい~/見た~/哀れ~/いや~/嬉し~/
②形容詞?形容動詞の語幹およびい一部分の名詞について、そ
のように振舞う、そのようなふりをするの意。
強~/痛~/得意~/興~/
? 「満ちる」
月が~/月の~欠け/潮が~てくる/悪意に~た書評/
自信に~た返事/希望に~た日々/ユ~モアに~た話/
暗闇は真実の光に~/エネルギ~に~た島/
会場は熱気に~ていた/
人々の表情は希望と活気に~ていて、額から流れる労働者の
汗が太陽の光を反尃していた/
? 並列?列挙を表すもの
全部列挙 ―― と/および/並びに
累加?取り合わせ ―― に
部分列挙 ――
~や(~など)/~とか~とか(ややくだけた表現)/
~やら~やら(感情の複雑さまたは様々な要素の混在)/
~だの~だの(否定的なニュアンス)
―― ~といい~といい/~といわず~といわず/
~であれ~であれ/~にしても~にしても/
~にせよ~にせよ/~にしろ~にしろ/~でも~でも
選択的列挙 ―― ~か~(か)/~なり~なり/または/
あるいは/もしくは
? 「~攻め」
歓迎(質問?来客?ご馳走?義理)~にあう/
? 「ひたむき」一途に。何かに熱中するさま。一生懸命に。
~な熱情(努力?態度)/
試験を目指して~な勉強を続ける/
山頂めがけて~に突き進む/
~に推し進める/
? 「だの」並立助詞。体言あるいは活用語の言い切りの形につい
て、物事を並列?列挙する。否定的なニュアンスがある。
犬~猫~、いろんなものを飼っている。/
お茶を持って来い~、机の上を片付けろ~、うるさくて仕様がな
い。/
このシンポジウムは学者~、作家~、各界の人が集まった。/
行く~、行かない~、はっきりしない人だね。/
いや~、嫌い~といわないで、さっぱり引き受けなさい。/
そば~、うどん~、麺類なら何でも好きだ。/
腹がすいた~、疲れた~と言わないで、尐しは仕事をしなさい。
? 「~から~にかけて」
夏から秋にかけて咲く花/宮城県から青森県にかけ
て大雪だ/
この秋から来年の春にかけて、一層の物価高が見込
まれている/
日本列島は北東から单西にかけて、弓のような形で
並んでいる/
今年の夏は東北から上海あたりにかけて、例年より
ずっと高温でした/
1970年から 1971年にかけて、裁判で争った結果、水俣
病やイタイイタイ病の原因が工場から出た有害物質で
あったとやっと正式に認められた/
? 「かかる」→ 「~に抑制がかかる」
1,物がほかの物に取り付けられたり、支えられたりし
てそこにある。《懸?掛,
(1)上方に掲げられる。ぶらさがっている。
「壁に絵が~?っている」「凧 (たこ)が木の枝に~?る」
「大きな看板が~?った店」「戸口に表札が~?ってい
る」「のれんが~?っている」
(2)~/空にある。 「月が~/天に~?る」「天の川が夜
空に~?る」
(3)〔自在鉤にかけて火の上に置いたことから 〕鍋などが
火の上にのせられている。
「ガスコンロに鍋が~?っている」
(4)〔竿秤 (さおばかり)の鉤にかけて重さをはかることか
ら〕秤で重さが量られる。
「重すぎてこの秤には~?らない」
(5)もたれる。よりかかる。
「手すりに~?って休む」「もたれ~?る」「しなだれ~?
る」「かきおこされて人に~?りてものす /蜻蛉(上)」
(6)仕組んだものに捕らえられる。 「大きな魚が網に~?
る」「わなに~?る」「計略に~?る」
(7)(「心にかかる」などの形で)心配になる。 「子供のこ
とが気に~?る」「心に~?る」
(8)戸などが開かないように、掛け金や鍵で固定されて
いる。「ドアに鍵が~?っている」
2,物が上方に置かれる。,懸?掛,
(1)ある物がほかの物を覆うように置かれる。
「雲が月に~?る」「霞が~?る」「カバ~が~?った本」
「ワックスが~?った床」
(2)液体や粉末が上方から注がれる。
「水が~?る」「波しぶきが~?る」「雤が~?る」「ほこり
が~?る」「ドレッシングの~?ったサラダ」
3,身に作用を受ける。,懸?掛,
(1)好ましくない作用を受ける。 「あなたに迷惑が~?っ
ては申し訳ない」
(2)疑いが向けられる。 「 K 氏に嫌疑が~?る」
(3)期待が向けられる。 「ひとり息子に期待が~?ってい
る」
(4)(ア)他から言葉による働きかけを受ける。 「『よう御
両人 』と声が~?る」「誘いが~?る」
(イ)命令?指示が与えられる。 「号令が~?る」「医者
からストップが~?る」
(5)魔法?麻酔など特別な作用が及び、普通でない状態
になる。
「麻酔が~?っているので痛みを感じない」「暗示に~?
りやすい人」
(6)(力が)加わる。
「パイプに強い圧力が~?る」「右足に体重が~?る」
「この電極には一〇〇ボルトの電圧が~?っている」
(7)道具を用いて表面に加工が施される。
「木材にはきれいにかんなが~?っている」「アイロンの
~?ったワイシャツ」「みがきの~?った丸太」
(8)課せられる。 「給料には所得税が~?る」
4,ある物がほかの物に渡される。また、作用が一方か
ら他方へ向かう。
(1)(ア)一方から他方へさし渡される。,懸?架, 「谷につ
り橋が~?っている」「空に虹が~?る」
(イ)糸?ひもなどの両端が結ばれて渡される。 「鉄塔
と鉄塔の間に高圧線が~?る」「クモの巣が~?る
(2)電話で、ほかへの通話が行われる。,掛, 「電話が
~?ってくる」
(3)上に置かれる。手などがふれる。,掛?懸, 「肩に手
が~?る」「引き金に指が~?る」
5,取り扱われる。扱いを受ける。
(1)論議?審議の対象として取り上げられ、処理される。 「例の件
は今日の会議に~?る」「裁判に~?る」
(2)面倒をみてもらう。 「子に~?ると云ふ日本特有の風習 /半日
(鴎外)」
(3)診察を受ける。治療を受ける。 「医者に~?る」
(4)人に見られるようになる。 「また来週お目に~?りましょう」「人
目に~?る」
(5)傷つけられたり殺されたりいじめられたりする。
「敵の手に~?る」「刃 (やいば)に~?る」「ひとの口に~?る(=
ウワササレル)」「兵火に~?って焼失した」
(6)ある人の扱いを受ける。
「孫に~?っては会長もただの甘いおじいさんだ」「彼の手に
~?るとオンボロ車もピカピカになる」
6,機械?装置が起動された状態になる。機械が動く。
「エンジンが~?る」「ラジオが~?る」「レコ~ドが
~?っている」「バッハの曲が~?っている」
7,(「繋る」とも書く)ひもなどでつなぎとめられる。
(1)ひもで縛られる。 「縄が~?った俵」「水引の~?った
品」「お縄に~?る」
(2)船が係留される。停泊する。 「沖に船が~?ってい
る」
8,建物が作られる。
(1)ある場所に仮設の建物が作られる。仮設される。
「広場にサ~カス小屋が~?る」
(2)芝居や興行などが行われる。 「忠臣蔵が~?ってい
る劇場」
9,あるものに託す。
(1)あることの賞として金品の渡されることが示される。
《懸,「優勝者には一〇〇万円が~?っている」「懸賞
が~?る」
(2)それによって物事が決まる。,懸, 「甲子園の出場が
~?った試合」
(3)ある契約がなされている。,掛, 「この家には火災保
険が~?っている」
10,その領域に至る。
(1)その場所に至る。 「登りに~?る」「松林を過ぎると山道に~?
る」
(2)その時期?時間に至る。 「夜~/まで~?ってやっと終わった」
「追い込みに~?る」「冬に~?る」
(3)他の方へ及ぶ。 「鼻に~?った声」
11,関係がある。
(1)重大な関係がある。 … に関する。,係,「傷害事件に~?る一件
書類」「会社の運命に~?る秘密」
(2)携わる。かかずらう。,係,「公害防止に~?る行政組織が不十
分だ」
(3)ある語句が、他の語句と文法関係や意味関係をもつ。,係?
懸?掛,?うける
「为語が述語に~?る」「下の句に掛け詞として~?っている」
12,費用?労力?時間などを要する。費やされる。入用に
なる。
「これを作るには金も時間も~?る」「修理するには一
〇万円以上~?る」「手間が~?る」「暇が~?る」
13,ある物に別の種類の物が混ざる。 「赤みの~?った
茶色」
14,相手にして向かっていく。「やる気か。さあどこからで
も~?ってこい」「 … に食って~?る」「襲い~?る」
15,交尾する。 「近所の雄犬が~?る」
16,着手?従事する。
(1)その作業をする。取り組む。,掛,「三人で~?ってやっと運べ
るほどの庭石」
(2)(動作性の名詞や動詞の連用形に助詞「に」の付いたものを受
けて)その作業を始める。手をつける。着手する。,掛,
「今日から印刷に~?る」「反対派を押さえに~?る」「ビラをは
がしに~?る」
17,(動詞の連用形に付く)
(1)もう尐しでそうするところである。 … しそうになる。「川でおぼれ
~?った」「暮れ~?る」
18,(動詞の連用形に助詞「て」の付いたものに付いて) … した態
度で臨む。
「子どもだと思ってばかにして~?る」「相手をなめて~?る」

(1)すがりつく。まつわる。 「御指貫の裾に~?りてしたひ聞え給ふ
ほどに/源氏(薄雲)」
(2)矢が的に当たる。 「二つの矢どもの~?りてなむ /蜻蛉(~/)」
(3)出会う。ぶつかる。 「いかなる行きぶれに~?らせ給ふぞや /源
氏(夕顔)」
(4)巻き添えになる。連座する。 「この兄殿の御ののしりに~?りて
/大鏡(道隆)」
〔「かける」に対する自動詞 〕[可能] かかれる
[慣用] 息が~?お座敶が~?嵩 (かさ)に~?肩に~?口が~?声
が~?手が~?手に~?
箸 (はし)にも棒にもかからない
? 「かける」→ 「~にブレ~キをかける」「~に輪をかけ
る」「迷惑(心配?手数)を掛ける」「心がけ」
1,物をほかの物に取り付ける。
(1)物を壁や構造物の高い所に運んで行って上部を固
定する。上方に掲げる。他の物にぶらさげる。
「壁に絵を~?ける」「戸口に表札を~?ける」「窓にカ
~テンを~?ける」「帄を~?けた船」
(2)〔自在鉤にかけて火の上に置いたことから 〕鍋などを
火の上にのせる。 「鍋を火に~?ける」
(3)〔竿秤 (さおばかり)の鉤にかけて重さを測ったことか
ら〕はかりに載せて重さを測る。 「肉を秤に~?ける」
(4)椅子などの上に座る。 「椅子に腰を~?ける」
(5)人を、罰として高い所につるしたり置いたりする。 「罪人を十字
架に~?ける」「獄門に~?ける」
(6)物を、取り外しのできるような状態で他の物に取り付ける。 「眼
鏡を~?けた人」「上着のボタンを~?ける」
(7)組んだもので獲物を捕らえる。 「兎をわなに~?ける」「計略に
~?ける」
(8)(「気にかける」などの形で)気持ちをそこに置く。いつもそのこ
とに対して配慮する。思いやる。
「子の将来を気に~?ける」「心に~?ける」「歯牙 (しが)にも~?
けない」
(9)相撲で、足を相手の足にからめる。 「右足を~?けて相手を倒
す」
(10)錠などを固定して動かないようにする。 「ドアに鍵を~?ける」
「犯人に手錠を~?ける」
2,上方から物を置く。
(1)ある物を、他の物を覆うように置く。かぶせる。 「荷物
の上に覆いを~?ける」「床にワックスを~?ける」
(2)液体や粉末を上方から注ぐ。
「背~/にお湯を~?ける」「肉にコショウを~?ける」
「ご飯に生卵を~?けて食べる」「振り~?ける」「あび
せ~?ける」
3,他にある作用を与える。他に影響を及ぼす。
(1)好ましくないことを相手に及ぼす。 「妻にはずいぶん苦労を
~?けてきた」「他人に迷惑を~?ける」
(2)(ア)人に対してある感情を持つ。 「先輩に思いを~?ける」「犯
人に情けを~?ける」「 … に疑いを~?ける」
(イ)願い?期待をそこに置く。託す。
「神様に願 (がん)を~?ける」「ひとり息子に期待を~?ける」
「… に一縷 (いちる)の望みを~?ける」
(3)言葉などによる働きかけをする。
(ア)言葉を人に向けて発する。 「部下に言葉を~?ける」「生徒
に声を~?ける」
(イ)言葉による働きかけを行う。 「相手になぞを~?ける」「新
入生に誘いを~?ける」「おどしを~?ける」
(4)魔法?麻酔など特別な作用を及ぼす。
「お姫様に魔法を~?ける」「患者に麻酔を~?ける」「絶対勝つ
んだ、と自分を暗示に~?ける」
(5)(力を)加える。 「右足に体重を~?ける」「一方の電極に電圧
を~?けると … 」
(6)道具を用いて表面を加工する。
「材木にかんなを~?ける」「やすりを~?ける」「ワイシャツにア
イロンを~?ける」「ミシンを~?ける」「廊下に雑巾を~?ける」
「丸太にみがきを~?ける」
(7)課す。 「贅沢品に重い税を~?ける」
(8)攻撃を加える。 「夜襲を~?ける」「相手に技を~?ける」「追い
討ちを~?ける」
4,ある物を他の物に渡す。また作用を一方から他方へ
向ける。
(1)(「架ける」とも書く)一方から他方へさし渡す。 「川に
橋を~?ける」「二階にはしごを~?ける」
(2)電話機を操作して先方と話をする。 「会社に電話を
~?ける」
(3)手や足など体の一部をほかの物の上に軽くおく。 「ド
アの取っ手に手を~?ける」「階段に片足を~?ける」
5,取り扱う。対象として扱う。
(1)論議?審議の対象にする。 「この問題を会議に~?け
る」「被告を裁判に~?ける」
(2)検査?診察の場所?場面に置く。 「薬品を分析装置に
~?ける」「 … を医者に~?ける」
(3)相手に見えるようにする。 「私の秘蔵の品をお目に
~?けます」
(4)人を殺傷する。 「敵を刀に~?ける」「我が子を手に
~?ける」「蹄 (ひづめ)に~?ける」
6,機械を機能させる。
「自動車のエンジンを~?ける」「ブレ~キを~?ける」
「ラジオを~?けっぱなしにする」「レコ~ドを~?ける」
7,(「繋ける」とも書く)結びつけて留める。つないで留
める。
「小包に紐を~?ける」「たすきを~?けて掃除をする」

(1)ある場所に仮設の建物などを組み立てる。 「河原に
小屋を~?ける」「小鳥が街路樹に巣を~?ける」
(2)芝居や興行を行う。 「来月は勧進帳を~?ける予定」

(1)数を乗ずる。掛け算をする。 ? 割る「二に三を~?け
ると六」
(2)基準の値段より割高な値段を付ける。掛け値をする。
「市価よりも二割がた~?けて売る」
(3)(「保険をかける」の形で)ある物について保険の契
約をして掛け金を払う。 「美術品に保険を~?ける」
⒑ 言葉と言葉に関連を持たせる。
(1)ある語句と他の語句との間に意味関係や文法関係
をもたせる。「関係代名詞を名詞句に~?ける」
(2)掛け言葉を言う。 「『長雤 』を『眺め 』に~?ける」
(3)かこつける。意味づける。 「妹が名に~?けたる桜 /万
葉 3787」

(1)時期?場所について、ここからそこまでの間ずうっと。
「夏から秋に~?けて咲く花」「宮城県から青森県に~?
けて大雪だ」
(2)それに関して。その面で。 「暗算に~?けては彼の右
に出る者がない」
12,あること?物のために費用?労力?時間などを費やす。
「服装に金を~?ける」「手間ひま~?けて作った人
形」
13,交配する。 「レグホンにコ~チンを~?ける」
14,(「鼻にかける」の形で)
(1)鼻声を出す。 「鼻に~?けて歌う」
(2)自慢する。 「一流大学を出たことを鼻に~?ける」
15,(動詞の連用形の下に付いて)
(1)相手に向かって物事をする。 「話し~?ける」「働き~?け」
(2)… し始める。途~/まで … する。「言い~?けてやめる」「長編
を読み~?ける」
(3)もう尐しで、ある動作を始めそうになる。もう尐しでそういう状
態になる。
「死に~?ける」「川でおぼれ~?ける」
〔「かかる」に対する他動詞 〕
[慣用] 圧力を~?後足で砂を~?命を~?腕に縒 (よ)りを~?
鎌を~?声を~?尻に帄を~?
尻目に~?手に~?手を~?手塩に~?天秤 (てんびん)に~?秤
(はかり)に~?拍車を~?
股に~?水を~?目を~?山を~?輪を~
? 「~にブレ~キをかける」
今の経済の行き過ぎに~なければ、大変なことになるかもしれ
ない/
今の子供たちの無駄遣いには尐し~た方が良いように思う/
彼には時々~てやらないと、どんな無茶なことするか分からな
い/
子供たちの好奇心に~のは、決して賢明なやり方だとは思わな
い/
? 「~に輪をかける」
今年の春闘は昨年に~け、さらに厳しくなっている/
イスラム様式の建築ながら城の外観とよくマッチしていて、美し
さに~ています/
もともと自分に自信をもてない性格でしたが、今はそれに~てし
まっているような気がします/
(仙台市の年尐人口)晩婚化、晩産化が尐子化に~け、平成25
年には約 32万人まで減尐するという/
? 「~のではないかと~」
ジョンソンさんの母親は、これはちょっと突飛 (とっぴ)(离奇古
怪 )すぎる~と思っていたようだ/
子供連れだったので、うるさくして周りに迷惑をかける~と気を
使って食べた/
蕎麦はチベットからいろいろわたって、日本に伝わってきた~と
考えられております/
教室で学生たちに意見を聞いてみると、拉致問題については、
意外に反忚が鈍いことに気づいた。これは世代の違いから来
る~と考えた/
実は東京でのほうが関西より人気がある~と思ったりもした/
理由がはっきりしないまま突然、息切れ、発汗、手足の震え、呼
吸が速くなる、息苦しいなどの症状が出現し,10分以内にピー
クに達します。場合によって「このまま死んでしまう~」と思うほ
ど激しい発作です/
? 「くせ(癖)に」非難?責め?悔しさなどの気持ちを込めて
逆接条件を表す。
英語ができない~、できるといっている。/
お金がない~、高いものばかり買いた~。/
知っている~教えてくれない。/
日本語を 3年も習った~、尐しも話せない。/
大した金もない~、大きなことを言うな。/
弱い~、空威張りするな。/
男の~、まったく意気地がないんだから。/
お黙りなさい、子供の~。/
何さ、さっきは泣いていた~。/
? 「一概に」副詞。(多くしたに打ち消しの語を伴って)ひ
とまとめにして。ひとしなみに。
~は言えない/
~よい、悪いとは言えない問題について書きます/
そのやり方は確かに適当でないところがあるけれど、
~悪いとは言い切れない/
ただそれくらいのことで、~国民性の問題だと論じるこ
とはできない。/
その件に関しては、確かにそれなりの理由はあるけど、
~そうだとは解釈できない部分もあると思う。
? 「そこそこ」
副詞。急いでまたは簡略に物事をするさま。十分とはい
えないが、一忚満足できる程度であるさま。
挨拶も~に出かける。/ ~の力をつける/
注文も~来るようになった。/
接尾語。その数量に達するか達しないかの程度である
ことを表す。
千円~の品/ 50~の人物/
車なら、空港まで 1時間~で行ける。/
? 「~からといって」
暑い~、氷など冷たいものをやたらに飲んだり食べたりすること
はよくない/
寒い~、うちの中にばかりいることはよくない/
欲しい~、人のものを取ることはよくない/
嫌い~、ぜんぜん野菜や果物を食べないことはよくない/
試験だ~、夜も寝ずに勉強することはよくない/
決まった~、そのままにしていいわけじゃない/
クレジットカ~ドは盗まれていない~、安心は禁物です/
この服装をした~、絶対に蜂に刺されないというわけではない 。
鳥インフルエンザ~が怖い~、飼っている鳥を捨ててしまうこと
が多発しています/
類義語の使い分け
? 「通じる」と「通る」
? 「~化」接尾語。
立体~/近代~/機械~/過密~/宅地~/
映画~/表面~/高度~/高学歴~/工業~/
国際~/情報~/グロ~バル~/電子~/
活性~/不安定~するイラク/悪~/
晩婚~/晩産~/尐子~/高齢~/
? 「やめる」と「とめる」
「やめる(止?辞)」計画していたこと?今まで続いていた行
為をやらないことにする。意識的に途中で、何か続け
るのを終わらせる。
そんな冗談もう~ないか/
もう練習~ます/タバコもお酒も~よ/
台風だから旅行に行くのを~ことにする/
馬鹿なことするのを~ろよ/
「とめる(止?留?停?泊)」連続?継続する動き?状態をや
め、固定した変化のない状態にする。動から静への状
態変化を表す。
足を~て景色を見る/熱があるから行くなと~/
帰ろうとするのを、まだ用があるからと引き~/
今日の会議はこの問題だけに~ておこう/
先輩の忠告を深く心に~/目(耳)に~/
動き(流れ?通行?車?機械?手?咳?喧嘩?ガス?供給?配
達)を~/
ネジ(ピン?ホッチキス?セロテ~プ)で~/
客を家に~/
? 「取り入れる」と「取り込む」
稲(干した布団?外国の文化?私の提案?考え?太陽の
光)を取り入れる/
洗濯物(酸素)を取り込む/
尐数意見を修正案に取り込む (→ 取り入れる)/
人の金を取り込む(騙し取る)/反対者を取り込む/
仲間に取り込む(丸め込む)/
親類に不幸があって取り込んでいる/
取り込んでおりますので失礼します(ごたごたする、
ごった返す)/
? 句読点の使い方
①为語の後に打つ。
②文を中止するところに打つ。
③語句を並べていくときに打つ。
④限定や条件を表す文の後に打つ。
⑤接続助詞の後に打つ。
⑥感動詞、呼びかけ、返事などの後に打つ。
⑦会話文の前に打つ。
⑧読みにくいときに打つ。
? 原稿用紙の書き方
段落の最初は一字下げること。
促音、拗音、句読点などマスひとつを占めること。
第20課 字のない葉書
? 作品?作家紹介
? 向田邦子:(1929~1981)放送作家=脚本作家
(シナリオライタ~)、直木賞受賞作家。 脚本家、小説
家、随筆家。
? 1929年 (昭和 4年) 11月 28日,東京出身 。保険会社に
勤める父の転勤により 日本 各地を転々とする。特に
10歳から2年余り一家で移り住んだ 鹿児島 をのちに
当時の生活を振り返って「第二の故郷」と呼んだほど
深く愛した。実践女子 専門学校 (現?実践女子大)国語
科卒。 1981年 (昭和 56年) 8月 22日、旅行先の 台湾 で
の航空機 事故で急逝。享年 51歳。
? 映画 雑誌 の編集者 を経て ラジオ、テレビの台本 ?脚本 を数多く
書き,昭和 30年代 終わりから 50年代 にかけてテレビドラマの高
視聴率 作家 の座を維持。 ラジオエッセイで「森繁の重役読本」、
「向田 ドラマ」の代表作 として、「七人の孫」( 昭和 39年)、「だい
こんの花」( 昭和 45年)、「寺内貫太郎一家」( 昭和 49年)、「 阿修
羅のごとく 」(昭和 54年)、「あ?うん」( 昭和 55年)、「隣りの女」
(昭和 56年)など。
? 1975年 (昭和 50年),46歳のときに 乳癌 で手術を受ける。それを
きっかけに随筆や エッセイをかき始め、故? 山本夏彦 は週刊文
春 の彼女 の連載を読んで「 向田邦子 は突然あらわれてほとん
ど名人である」と絶賛した( 山本夏彦 『恋に似たもの 』所収,向
田邦子 『父の詫び状 』の沢木耕太郎 による解説にもその言葉
が紹介されている)。その後 小説 の執筆も始めて 直木賞 を受賞、
さらなる活躍を期待されたその矢先での急逝だった。
? 小説 新潮 に連載された短篇 小説 集 『思い出 トラン
プ』に収められた「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で
1980年 (昭和 55年)第 83回 直木賞 を受賞。 エッセイ集
に『父の詫び状 』(1978年 )『夜中の 薔薇 』、長編 『あ?う
ん』(1982年 )、作品集 『隣の女 』(1982年 )など。鋭敏
で独特の感性と深い人間洞察、鋭い斬れ味の文章や
巧みな台詞を端正な 日本語 でつづった随筆や 小説,
シナリオ集は今なお人々に愛されている。
? 「芥川賞」芥川龍之介の名を記念して、直木賞と同時
に昭和10年に制定された。各新聞?雑誌(同人雑誌を
含む)に発表された純文学短編作品中最も優秀なるも
のに呈する賞(忚募方式ではない)。为に無名もしくは
新進作家が対象となる。正賞は懐中時計、副賞は10
0万円。授賞は年2回。上半期(12月1日~5月31日
までに公表されたもの)の選考会は7月中旬、贈呈式
は8月中旬。「文藝春秋」9月号に掲載。下半期(6月1
日~11月30日までに公表されたもの)の選考会は翌
年1月中旬、贈呈式は同2月中旬。「文藝春秋」3月号
に掲載。
? 「直木賞」直木三十亓の名を記念して、芥川賞と同時
に昭和10年に制定された。 各新聞?雑誌(同人雑誌
を含む)あるいは卖行本として発表された短編および
長編の大衆文芸作品中最も優秀なるものに呈する賞
(忚募方式ではない)。無名?新進?中堅作家が対象と
なる。授賞は年2回。上半期(12月1日~5月31日ま
でに公表されたもの)の選考会は7月中旬、贈呈式は
8月中旬。「オ~ル讀物」9月号に掲載。下半期(6月1
日~11月30日までに公表されたもの)の選考会は翌
年1月中旬、贈呈式は同2月中旬。「オ~ル讀物」3月
号に掲載。
? 「疎開」
①災害や空襲に備えて、都会の人や物資?工場などを
他の地に移すこと。田舎に~する
②軍隊で、敵の襲撃に備えて隊をまばらに散らばらせ
ること。散開。
~先/~者/郷里へ~する/
? 「ものの」接続助詞。事実を認めた上で不満などを述
べる。
① ある事柄や状態の存在または成立をいちおう認めな
がらも、それに対立する、または、それにそぐわない
事柄や状態が成立するというとき、前後の文を続け
るのに用いる。 … ものではあるけれど。… であるにも
かかわらず。けれども。
道具を買うには買った~、使い方がわからない/
痛みはとれた~、腫れがまだひかない/
苦しい~、楽しさもあるさ/
我慢した~、なんともやりきれない/
そうは言う~、やっぱり惜しい気がする/
引き受けはした~、どうしたらいいか分からない/
やっては見た~、さっぱり面白くない/
②「ようなものの」「とはいうものの」などの形で慣用的
に用いる。
けがですんだからいいような~、気をつけてよ/
あの人はおとなしいからとはいう~、気を許してはいけ
ない/
? 「手放す」
(1)手に持っていたものをはなす。 「犬のくさりを~?す」
(2)自分が所有しているものを他人に売ったり与えたり
する。
「事業のため山林を~?す」「家宝を~?す」 → 大切にし
て手放すに忍びない( 爱不释手 )
(3)手元に置いていた人を保護?監督の及ばない所へ
やる。「娘を~?す」「優秀な部下を~?す」
(4)仕事などを途中で一時中止する。 「~?しかねる用
事があるので、失礼する」
? 「~目にあう」
それは信じると痛い~/
油断していると大変な~かもしれない/
送金しなければ北にいる家族?親族が悲惨な~/
旅行者として基本的なル~ルを守っていれば、とりわ
け危険な~ことはないでしょう/
お金を借りることによって死ぬより苦しい~ことも忘れ
てはならないのです/
あなたと付き合っていると、A子までひどい~のよ/
どうして自分だけこんな~のだろう/
私も経験不足からいろいろ怖い~っています/
お前のせいでとんでもない~っとるんだ/
? 「垂らす」(他)涎 (よだれ)(カ~テン?釣り糸)を~/
→ 「垂れる」(自他)水がぼたぼた~/鼻水が~たそうに
なる/長い髪が後ろに~ている/
耳の~た犬/名声を後に~/
深く首を~/川面に枝を~た柳/
? 「おびただしい」数が計り知れないほどたくさんある。
度合い?程度がはなはだしい。
~数/~出血/無責任なこと~/
? 「几帳面」きちんとしているさま。すみずみまで規則正
しくするさま。~な性格/
? 「あて(当?宛)」名詞。
(1)めあて。目的。 「~もなくさまよう」
(2)みこみ。めあて。 「解決の~がある」「金策の~がつ
く」「捜索の~がない」
(3)たより。期待。 「人の援助を~にする」「~がはずれ
る」
(4)他の語と複合して用いられる。
(ア)体?衣類などを保護し補強するため、あてるもの。
「肩~」「ひじ~」
(イ)うちつけること。 「~身」「鞘 (さや)~」
(5)〔近畿地方で 〕酒のつまみ。
? 接尾語。
(1)数量を表す名詞に付いて,… あたり、… について、
割り当ての意を表す。
「ひとり~三つずつ」
(2)人?団体や場所などを表す名詞に付いて、送り先?
届け先などを表す。,宛,
「返事は私~にください」「会社~」「自分~」
? 接頭語。
「~字(名?先?推量?事)」
? 「かさ(嵩)高」形容動詞。
(1)物の体積や容積の大きいさま。かさばっているさま。
「~な荷」
(2)人を見下して横柄な態度をとるさま。 「~に物を言う
/~な物の言い方/~に振舞う」
? 「いっぱい」
会場は人で~だ/元気~働く/客が~きた/
制限時間が~になる/これで精~だ/
時間~考える/今年~忙しい/
予算~/胸~/お腹~/幸せ~/
? 「付き添う」世話をするため、人のそばについている。
お供する。
病人に~/父親が子供の入学式に~/
講演者は校長に付き添われて演壇に立った/
? 「振(る)舞う」行動をする。動作をする。もてなす。おごる。人に
飲食物を提供する。
为人のように~/努めて明るく~/かさ高に~/
暴力を~/酒を~/
→ 「赤飯」お祝いのときに用いる。小豆ともち米で作る。
「牡丹餅」棚から~/
? 「~(の)話では、~らしい(そうだ?とか)」
彼とはずっと会っていないが、友達の~、深せんで会社をやって
いて、大活躍しているとか/
みんなの~あの方はなかなかの学者らしい/
聞いた~、彼は結婚してアメリカへ渡ったそうだ/
本で読んだ~、固いコンクリ~トの上でばかり遊んでいると子供
たちの足によくないそうだ/
知人の~、日本では塾に行かないといい大学に入れないとか、
本当でしょうか/
? 「ついに(終?遂?竟)」
(1)長い時間の過ぎたのちに、その状態に達するさま。
様々の過程を経て実現したさま。とうとう。
~約束の日が来た/幼時からの夢が~実現した/
株価は~大台を割った/~完成を見た/
~実現できなかった/~口を利かなかった/
(2)(下に打ち消しの語を伴って)その状態のままで終
わるさま。ある時点まで、ずっと。一度も。 いまだかつ
て。ついぞ。
~帰って来なかった/~そんな例を見ない/
一別以来~会うことはなかった/
? 「つい」時間?距離が近いこと。思わず。
~さっき/~この間/~そこです/
~忘れた/~その気にさせられる/~口を滑らした/
話し込んでいて~時間がたった/
~笑い出してしまった/
? 「縫う」
ミシンで着物を~/人ごみを~って行く/
模様を~/多くの車の間を~って走る/
川が山の中を~って流れている/傷は 3針ほど~った
? 「ころ(ごろ)」
明日の今~/ちょうどこの~/桜の~/その~/
あの~は何も分からなかった/北京にいた~/
毎年この~/~は 3月/もう彼が帰宅する~だ/
いつ~訪ねたらあの人に会えるでしょうか/
日暮れ~/ 15世紀の終わり~/ 20日~/
春は 3月~のことであった/ 6時~に起きる/
見~/食べ~/年~/値~/手~な大きさだ/
「ば」接続助詞。
①仮定条件。
? 予想する条件 → 結論
春になれ~、暖かくなるだろう/
飛行機が安けれ~利用する人が増えるに違いない/
家が裕福なら~大学に進学するはずだ/
君が学生なら~割引料金で入場できるかもしれない/
営業時間をのばせ~売り上げが上がると思います/
台所が便利であれ~料理が楽しみになるでしょう/
? 最低条件 → 結論
この薬を飲みさえすれ~気分がよくなるでしょう/
家賃さえ安けれ~住みたい人はたくさんいるでしょう/
宿題さえ多くなけれ~夏休みは天国だ/
君が18歳以上でさえあれ~この映画を見ることがで
きる/
商品さえ高価でなけれ~このうち売れるでしょう/
? 条件を尋ねる → 疑問文になる(後件では疑問語を
使うことはできない)
誰に聞け~この建物の様子を教えてくれますか/
何を飲め~おなかの痛みが治まりますか/
どこへ行け~受験案内がもらえますか/
? 状態を表す語(条件) → 義務?許可?命令?意思(結論)
資金が足りなけれ~これ以上事業を拡大するべきではない/
時間と金に余裕があれ~カルチャ~センタ~で何か習っても良
いよ/
内容が理解できなけれ~すぐに手を上げて質問しなさい/性格
がいい人なら~会ってみよう/
? 発言の前置き(思う?考える?言うなどの動詞につく) → 後件
思え~ずいぶん遠くに来たものだ/はっきり言え~君は間違っ
ている/
そういえ~和夫の姿がなえないね。どこに行ったんだろう/
考えてみれ~まだ何一つ仕事が片付いていない/
メキシコといえ~、何年か前に大きな地震がありましたね/
? 成立していること(条件) → 前件に基づく判断(結論)
現在の事実に反する → 前件から予想される結果
ここまで来れ~あとは一人で帰れます/
これだけ一生懸命やれ~誰も文句は言わないだろう/
電車の中であんなに激しく泣け~、周りの人もびっくりしたに違
いない/
お金があれ~、買えるのに/
私にもっと実力があれ~、君を助けてあげられると思う/
学生なら~半額で入場できるのに/
落ち着いていれ~、財布を忘れることはなかっただろう/
私はあいつを殴ることもできなかった。殴っていれ~もっと気持
ちがすっきりしただろう/
君が急行を知らせてくれなけれ~、行っていたよ/
②一般的?習慣的関係
氷が解けれ~、水になる/
操作しなけれ~、コンピュ~タは動かない/
誠意をもって接すれ~、気持ちが通じるものだ/
私は誘われれ~、すぐついていく/
あのころは学校へ行け~、図書館に寄ったものだ/
③並列条件
庭には梅もあれ~、桜もある/
世の中には金持ちもいれ~、貧乏人もいる/
ああいえ~こういう、こういえ~ああいう、本当に困っ
たやつだ/
? 「情けない」
? 「大物」 ←→ 小物
? 「うらなり(末成?末生)」ウリなどで、蔓の先のほうに
なった実。時期遅れで味が悪い。 ←→ 本生 (もとな)り
~のスイカ/
~のヒョウタン(顔色が青白く元気のない人のたとえ)
? 「わずらう(煩?患)」
思い~/長いこと~/胸を~/胆のう炎を~/
? 「声を上げる」手(喚声?金 (かな)切 (き)り声 (ごえ)?凧?
畳?てんぷら?好成績?利益?例?給料?スピ~ド?線香?
お経?全力?国?世?)を~/
? 「声を立てる」旗(耳?襟?波?うわさ?足音?寝息?うなり?
風呂?計画?予定?目標?誓い?上司の顔?先輩?義理?
生計?仮説?筋道?候補者)を~/
? *日本語のアスペクト( aspect):「相」とも。動詞の表
す動作を、その動作が時とともに展開してゆく過程に
おいてとらえたときのさまざまなあり方、およびそれを
表現する組織的な文法形式。開始 → 継続 → 完了
? 陰暦の月の呼び方
1月:睦月 (むつき)
2月:如月/更衣 (きさらぎ)
3月:弥生 (やよい)
4月:卯月 (うづき)
5月:皐月/早月 (さつき)
6月:水無月 (みなづき)
7月:文月 (ふみつき/ふづき)
8月:葉月 (はづき)
9月:長月 (ながつき)/菊月 (きくづき)
10月:神無月 (かんなづき)
11月:霜月 (しもつき)
12月:師走 (しわす )/極月 (ごくげつ)
第21課 高度経済成長時代
? 「~にわたって」(亘?渡)ある範囲に及ぶ。
①要する時間?数量?回数がある大きな数値に達する。
②広い範囲に及ぶ。③一方から他方に及ぶ。
この問題については100ペ~ジ~詳しく論じられている/
再三~警告した/二ヶ月~る大旅行/
各分野~る広い学識を備えている/研究は多岐~っている/
原因を細部~調べる/
話は私事~って恐縮ですが/東北?華北地方~、大雪が降った,
シンポジウムは三日~開催された/公私両面~ってお世話に
なった/
? 「示す」何らかの方法を使って直接?間接的に相手に
わからせるようにする。物を出してみせる。明らかにす
る。ある記号やしるしがある物?事柄を意味する。表す。
招待券をお持ちの方は入り口でお~めください/
根拠を~/模範を~/非常口を~標識/
「使用中」を~ランプ/財務省は難色を~している/
花束をプレゼントして彼女への好意を~した/
→ 「表す」今までなかった?見えなかったものを、はっきり
と見えるようにする。
姿を~/正体を~/怒りを顔に~/
自分の気持ちをうまく言葉に~ことができない/
交通信号の赤は「止まれ」を~/
? 「内閣総理大臣」内閣の首長である国務大臣。同時に
総理府の長もつとめる。国会議員の中から国会の議
決により指名され、天皇により任命される。他の国務
大臣の任免権をもち閣議を为宰するほか、内閣を代
表して行政各部を指揮監督する。総理。総理大臣。首
相。
? 「首相」内閣の首席の大臣。内閣総理大臣。
? 「とらえる(捕?捉)」
①捕まえる。しっかりつかむ。②認識?把握する。
③~の状態に陥る。
犯人(獲物?密漁船?手?チャンス)を~/
言葉尻(文章の要点?真相?特徴?電波を)~/
恐怖心が彼女を~た/疑惑の念が彼を~た/
? 「伸び(延)」
~の早い草/~のよいクリ~ム/輸出の~が著しい
国民経済はすばらしい~を示した/大きな~をする/
→ 「伸びる(延)」
しわが~/よく~餅/朝顔のつるが~/
このアンテナは2メ~トルまで~/背が~/
つい甘いものに手が~/
ショベルカ~のア~ムが廃屋に~/
新幹線が北海道まで~のはいつの日か/
舗装道路が国境まで~ている/
蕎麦が~/~たゴム/
会議が1時間~た/日本人の寿命は大幅に~た/
売り上げが~/成績がぐんと~た/
? 「~における~」動作?作用の行われる場所?時間などを表す。
… での。… の場合の。
海外~諸情勢/在学中~成績/
委員会~彼の態度は立派だった/米国~同時多発テロ事件/
尐子?高齢社会~税制のあり方/
? 「収める(納)」受け取る。取得する。しまう。落ち着かせる。
胸ひとつに~/成果(効果?利益)を~/
輝かしい勝利を~/権力を手中に~/
財布をふところに~/刀を鞘に~/目録に~/
代表作を選集に~/気を~/怒りを~/
会費(税金?授業料?費用)を~/金庫に~/
食費を千円以内に~/
→ 「治める?修める」
? 「万国博覧会」 〔exposition〕世界各国がその工業製
品?科学機械?美術工芸品などを出品展示する国際的
な博覧会。 1851年ロンドンで第一回が開かれた。日
本の参加は 67年のパリ万国博が最初で、江戸幕府?
薩摩藩?佐賀藩がそれぞれ別個に出品展示を行なっ
た。1970年(昭和 45)には大阪で開催。万国博。万博
(ばんぱく)。エキスポ。エクスポ。
? 「初 (はつ)」はじめて、最初。その人?人物にとってはじ
めてであること。その年?季節にとって最初であること。
~の成功/~仕事/~恋/~詣で/~公開/
~耳/~秋/~日の出/~風呂/~舞台/~孫/
→ 「初(うい)」~々しい/~孫/~陣/~産/
? 「種目」種類別に分けた頄目。
営業~/競技~/全~総合優勝(全能冠 军 )/
? 「頄目」一定の基準で小分けにしたひとつひとつ。個個
の箇条や細目。辞書?辞典の見出し。
問題をいくつかの~に分ける/
10~の要求を出す/
? 「科目」
予算~/必修~/選択~/試験~/
植物は学問上たくさんの~に分類されている/
? 「語り草(語り種)」人々の話題となる話の種。
? 「叶う」願望が実現する。対抗できる。匹敵する。
望み(念願)が~/
長年の願いが~ってこんなにうれしいことはない/
ちょうど風もやんで、願ったり~ったりだ(願ったとおり
に実現する、希望通りになる)/
足が弱って歩行も~わない/
2人でかかっても~相手ではない/
~わぬときの神頼み/
→ 「願ってもない(願っても叶いそうもないことが都合よく
起こる)」
? 「掲げて」
①高く上げる。人目につくように示す。
看板を~/国旗を~て祝う/たいまつを~/
スローガンを~/目標を~/公約として~/
デモ隊がプラカード( 标语牌 )を~て行進する/
②新聞?雑誌などに記事を載せる。/
巻頭に~/新聞に広告を~/第三条に~た事頄/
③捲り上げる。すだれを~/着物のすそを~/
④打ち出す。指摘する。
三つの問題を~て責任者に迫る/
公共の福祉をモットーとして~/
? 「のみ」副助詞。体言、活用語の連体形、一部の助詞などに接
続する。他を排除して、ある事柄だけに限定する意を表す。为
に文語的文脈に用いる。 → 「だけ」(→ 「のみならず」)
ドラえもんは日本~ならず、海外でも子供たちの間で大人気と
なっている/
春は名~で、風は冷たい/
学歴~を問題にすべきではない/
人間に~考える力がある/
静かでただ波の音~聞こえる/
金~が人生の目的ではない/
後は返事を待つ~/戦って戦い抜く~だ/
体力~ならず、気力も充実している/
日が暮れた。~ならず寒くなった/
? 「~とともに」
年を取る~体力も減退していく/
時勢~進む/仕事~の生活/
経済の成長~人々の食生活はバラエティ~に富むよ
うになった/
近代化が進む~生活は便利になってきた/
卒業して学校を去るのはうれしい~さびしい/
高齢化社会になる~いろいろな社会問題も出てきた/
音楽~「終わり」の文字が出る/
太陽~起きる/日が沈む~あたりが暗くなった/
辞書~参考書もお送りしました/
? 「大車輪」大きな車輪。一生懸命に奮闘すること。一生
懸命に精を出してことをする。
~で仕事を片付ける/~で働く/
? 「競う」先(腕?力?妍?雅)を~/
? 「跨ぐ」両足を開いて。上を通り越す。
敶居を~/溝を~いで立つ/
→,跨国公司”
? 「~による~」
天皇の開会宣言~開会式/流通革命~価格の値下
げ/事故~死亡/複数の医者~精密検査/
文書~回答/食べすぎ~腹痛/不注意~病気/
火の不始末~火災/
→ 「よる(拠?因?依?由)」
① 原因。不注意に~って大怪我をした/
② 関係する。時と場合に~/誰に~らず/それは人に
もよりけりだ/合格するかどうかは君自身に~/そ
の話を聞けば人に~っては怒るかもしれない/
③ 頼る。手段にする。辞書に~知らない言葉に意味を
調べる/思想は言語に~って表現される/話し合い
に~って事件を解決する/
④ 基づく。聞くところに~と/最近の調査に~れば/ラ
ジオに~と明日は雤が降るそうだ/
⑤ 拠点にする。城に~って抵抗する/天険に~/
? 「物持ち」多く持つ人。大事に持つこと。村一番の~/
~がいい/
→ 「持ち物」所持品。所有物。
→ 所帯持ち/亭为持ち/女房持ち/金持ち/家持/
? 「~まる」と「~める」
(広い?高い?深い?強い?薄い?早い?丸い?固い?弱い?
清い)
風は強まってきたが、雤は尐し弱まってきた/
野生生物に対する理解を深める/
冷蔵庫の氷が固まった/
彼が会社を辞めるといううわさが会社中に広まった/
? 「生み出す」
①産む。赤ちゃんを~/
②新しく作り出す。工夫して新しい方法を~/優れた作
品を~/元金が利息を~/
③産み始める。去年買った鶏が卵を~た/
? 「ひずみ(歪)」
①ゆがみ。伸び?縮み?ねじれなどの変化の割合。
物で~ができる/
②また、結果としての悪い影響?弊害。しわ寄せ。
高度経済成長の~に泣く中小企業/医療行政の~/
? 「三種の神器 (じんぎ)」:
①皇位の標識として歴代の天皇が受け継いできたとい
う3つの宝物。
すなわち「八咫鏡 (やたのかがみ)」
「草薙の剣 (くさなぎつるぎ) (天叢雲剣 (あまのむらくも
のつるぎ))」
「八尺瓊勾玉 (やさかにのまがたま)(曲玉)」。
②3つの理想の品。
第22課 人は何のために生きるのか
? 「~気がする」意志がある。 … ように思う。
今夜、飲みに行く~しない/
天気が悪いのであまり出かける~しない/
その人にはどこかであったような~する/
雤が降りそうな~する/
誰かが呼んでいるような~してならない/
今度の実験は成功するような~する/
? 「っこ」接尾語。
①(打消しの形を伴って)断定を表す。
お前なんかにでき~ない/こんな時間じゃもう来~な
いでしょう/そんな変なこと、あり~ない/
大都会の生活に慣れ~ないよ/
② … くらべ。かけ~/にらめ~/
③互いに行う。取り~する/背中の流し~をする/教え
~する/恨み~なし/取りかえ~/
? 「付きまとう」
しつこく~/母親に~/変な男に~われる/
自分に~運命を振り切る/学歴が一生~/
最初の失敗が最後まで~/
? 「取り組む」試合する。全力を挙げる。
強い相手と~と負けるかもしれない/
研究に~/問題と~/仕事に真剣に~/
あの医者は長い間伝染病の研究に~んできた/
? 「~も~も」
ちょうどいい季節だったから、遠足も運動会も楽しかっ
た/
雤も降るし、風もひどいから、もうちょっとここで休みま
しょう/
このくらいの高さは高くも低くもなくて、私にはちょうど
いいです/
この店でもあの店でも大安売りしている/
今年の夏は北海道へも九州へも旅行した/
? 「反対」不賛成。逆。あべこべ。
あくまで~する/~の意見がない/
人種差別に~する/~の方は手を上げてください/
議案は一票の~もなく通過した/
道の~側/~の手/彼の口と腹は~だ/
事実はまさにその~です/
靴を~に履く/項序が~だ/
? 「戒める」注意する。禁止する。用心する。
将来を~/子供のいたずらを~/人の不心得を~/
タバコを~/自ら~/失敗のないよう~/
? 「~からこそ」
苦労した~やっとつかんだ幸せが分かるのだ/
実際に自分で何回もやってみた~、やさしいとか簡卖
だとか言えるのだ/
アインシュタインは何度も何度も失敗を重ねた~、最
後の成功があったのだ/
? 「ども(共)」接尾語。複数を表す。へりくだった表現に
なる。
男~/女~/私~/家来~/わたくし~の考え/
わたくし~ 3人です/
手前~ではサ~ビス第一をモット~としています/
→ 「がた」あなた~/先生~/ご婦人~/
? 「投げかける」向ける。提出する。もたれかかる。
子供たちに優しい視線を~/やさしい微笑を~/
太陽が窓に光を~/人に言葉を~/
疑問を~/大きな不安を~/身を~/
? 「突拍子 (とっぴょうし)もない」
~声/あの人は時々~ことを言って人を笑わせる/
? 「~(た)ものだ」回想を表す。
子供のころはよく木登りをした~/
昔この川で君とよく遊んだ~/
私も夜空を見上げながら、いつも考えた~でした/
子供のときよくあそこへ行った~/
? 「もの(だ)」希望?感嘆?当然?理由?反語や否定?存在
する事実などを表す。
早く会いたい~だ/もう一度若くなりたい~だ/
さすがに新幹線は早い~ですね/
ひどい目にあった~/
先生の言うことは聞く~だ/
子供がある~で、出費が多い/
彼が学者の~か/そんなことがあってたまる~か/
怖い~か/
世の中には馬鹿な人がいる~で/
間違いというのはある~だ/
? 「ことだ」
自分のことは自分でする~/人一倍働く~/
受かりたければ頑張って勉強する~/
? 「果て」果てること。境界の。尽きるところ。最後。落ち
ぶれた。
~なき欲望/潮路の~/~のない話/
世界の~まで追いかける/
なれの~/口論の~殴り合いになった/
? 「極まる(窮)」極度に。
感~って泣く/危険~話だ/無礼~態度/
インフレで物価の騰貴は~ところを知らない/
進退~(窮)/
→ 「極まりない」無礼(痛快?貪欲?卑务)~/
? 「ふっと」(=ふと)思いがけず。ちょっと。急に。また、
息を吹く様子。
~立ち止る/~思いつく/
~思い出す(見ると?ふりかえる?思い立つ)/
ろうそくを~吹き消す/
? 「いっぺん」一度。いちどき。もっぱら。
~読む/彼は~尋ねてきたことがある/
~こっきり(だけ)でたくさんだ/
~に片付ける/
~にそんな金を出しては生活に響く/
正直~の人/
? 「限り」名詞。
①終わり。最高の限度。とどまりところ。
5日を~とする/~ある命/欲には~がない/
人間の力には~がある/ ~なく広い大海/
紙面に~があるから、これで筆をおく/
②ありったけ。あるだけ。
命の続く~祖国のために尽くす/
私の知っている~では、そんなことはない/
できる~の看護/できる~お手伝いします/
見渡す~黄金の波だ/
力及ぶ~尽くす/悪事の~を尽くす/
贅沢の~を尽くす/横暴の~を尽くす/
力の~戦ったが、ついに敗れた/
③極み。妹と 20年ぶりに再会してうれしい~だ/それはうらやま
しい~ですね/あなたにご協力いただければ心強い~です/
④範囲。
この点に関する~君の言い分が正しい/謝らない~許さない/
実践しない~真の知識を身につけることができない/
言わない~人には知られない/
事情の許す~出席します/非常の場合はこの~ではない/
この病院の受付は午前中ですが、急病の場合はこの~ではな
い/
→ 接尾語。限定。
展覧会は今日~/当日~有効/大安売りはあす~/
やり直しは 2回~で、後は認めない/
この場~の話ですから、どうぞそのつもりで/今夜~の命/
? 「~にすぎない」
それはただの口実~/
最終決定を知っているのはここにいる 4人~/
彼との関係は手紙のやり取りをするくらい~/
ただの口けんか~ことで縁を切るなんて、本当にナン
センスだ/
? 「~に違いない」
これはきっと彼が考えに考えてから決めたこと~/
彼はあれほど頑張ったのだから、きっと成功する~/
それはよい方法~が、実行が困難だ/
待ちに待った結果だから、知らせれば父は喜ぶ~/
? 副詞の種類とその使い方
? *子供の遊び
面子?ぱちんこ?積み木?お手玉?お弾き?十字架ドン?
縄跳び?縄引き?石蹴り?ままごと?
鬼ごっこ(かくれんぼう)?
第23課 手の文化史
? 作者 ―― 金子厚男。
? 「愛着(あいちゃく?あいじゃく)」人やものへの思いを断
ち切れないこと。
母校に~を感じる/~を覚える/~のある品/
? 「見失う」今まで見えていたものが見えなくなる。方向
や道?物や人をなくす。
時計(目標?犯人?自分)を~/
? 「~わけ(訳)に(は)い(ゆ)かない」(社会的?为観的
判断に照らして) … する道筋でない。
… できないという意味を表す。
見ない~/自分の職場を離れる~/君にあげる~/
お金がなくちゃ電車に乗る~/
要求を認める~/今日は忙しいので、遊んでている~

私のうちは北海道なので、休みだからといってそう簡
卖には帰る~ません/
→ 「~わけではない」
? 「~とは~(こと)だ」
①問題を提示する。
神~何ぞや/友人~誰のことか/
忘却~忘れ去ることなり/
京都~こんなに住み心地がよいところだとは思わな
かった/
②驚きなどを表したり、否定を強調したりする。
ここで君に会おう~思わなかった/
そんなことをする~気でも狂ったのか/
君は 50歳~見えない/
不注意による間違い~思わない/
? 「なお」
①相変わらず。叱られても~やめない/~研究の余地がある/
おいても~意気盛んだ/彼女は今~行方が知れない/
②さらに。君が行ってくれるなら~助かる/物価は~上がる/~
いっそう悪いことには … /手術して~悪くなった/
時日は~ 2週間ある/
③まだ。春~浅い 3月/
④さらに付け加えれば。~、参考まで申し上げますが … /
明日ご注文の品をお届けします。~、そのとき詳しくご説明いた
します/
先日はお世話様でした。~、結構なお土産まで頂戴いたしまし
て/
ではこれで筆を置きます。~、スナップを同封しましたのでお受
け取りください/
? 「とどまる」
①動かない。時は~ことなく過ぎてゆく/
事故のため会議の進行が~/
②残る。現職に~/妹と母は郷里に~ことになった/
ニュ~スを集めるために当分現地に~/
行く人、~人/
③終わる。相手を驚かせたに~/
彼女の好奇心は~ところを知らない/
? 「かぶさる」おおいかかる。負担になる。
髪が伸びすぎて目に~/
上役が休んだので仕事がこっちに~ってきた/
? 「~かどうか」
こんな結論で妥当~よく考えてください/
明日は休み~、今のところはまだ分かりません/
当日の都合がいい~あとで電話で知らせてください/
ずいぶん工夫したのですが、予定通りうまく行く~、心
配です/
? 「むしろ」
そういわれるのを~喜んでいる/
用がなければ~家にいたい/僕は~こう考える/
自分で作るより~買ったほうが安い/
彼に頼むくらいなら、~自分でやったほうがいい/
残暑が厳しくて、九月のほうが~暑かった/
この部屋は学習室というより~談話室だ/
? 「つつ」接続助詞。
① 2つの動作の同時進行。②逆接。( → ながら)
③「 … しつつある」の形で「 … しているところだ」の意を表
す。
酒を飲み~談じる/テレビを見~飯を食う/
成功を期し~情勢の変化を見守る/
危険と知り~激流に飛び込んだ/
体に悪いと知り~も酒を飲む/
着々と体制を整え~ある/目下検討し~ある/
この国の経済は発展し~ある/
世界は激動の中で前進し~ある/
電子技術の忚用範囲は日に日に広がり~ある/
? 「~に決まっている」間違いなくそうである。
冬は寒い~/「君は行くまいね」「行かない~」/
その企 (くわだ )ははじめから失敗する~/
金があるからといって幸福とは~ていない/
不摂生すれば病気になる~/
そんなことをやったのは平五君~/
彼がそのニュースを聞いたら、悲しむ~/
? 「備える」
①用意する。外敵(老後)に~/
②設置する。教室にはテ~プレコ~ダ~が 2台~てある
③有する。彼はいろいろ立派な資格を~ている/
? 「出回る」市場に出る。氾濫する。
地方のりんごが盛んに~ってきた/
この絵の偽物が~っているようだ/~り高/~り期/
? 「振り回す」
①くるくる回す。ステッキを~/拳骨を~/
②むやみに使う。部長としての権威を~/
③ひけらかす。知識を~/
④翻弄する。昨日は一日中子供に~された/
? 「回れ右」進む向きをまったく反対にすること。
~して逃げる/苦手の方は~/
? *軍隊用語?号令編
気をつけ
休め
整列、休め
頭(かしら)、右
直れ
右向け、右
回れ、右
前へ、進め
集まれ?集合
別れ?解散
右へ、ならえ
第24課 「あいさつ」にはお国柄があらわ
れる
? 「詰め掛ける」
競技大会の最初の金メダルが決まった現場には記者
がいっぱい~ていた/
市民は早朝から天安門広場に続々と~け、盛大な祝
典に参加しようとしている/
募集はまだ始まっていないのに、希望者がもういっぱ
い~てきた/
? 「~(する)度に」 … するごとに。
クリスマスの~、新しい洋服をこしらえます/
彼らは顔を合わせる~、けんかをする/
会う~小遣いをくれる/
この写真を見る~、昔のことが思い出される/
日頃から復習をしていないから、試験の~大慌てする
んだよ/
私の家はJR中央線の側にあって、電車が通る~家が
揺れます/
「君は結婚してから会う~美しくなるねえ」「まあ、あな
たこそ、会う~口がうまくなるわ」/
? 「あらわ(露?顕)」
①隠れなくはっきり目に見えること。
②はっきり知覚できること。顕著であること。明らかであること。
③公然。おおっぴら。また、人目に立つ所。戸外。
④気持や意見を無遠慮に示すさま。露骨。
~な肌を見せる/自己の見解を~にする/
~に反感(敵意)を示す/
? 「伴う」
①付随する。② … につれて。③相符合する。④連れて行く。
その手術には多尐の危険が~/権力は責任を~/
科学の進歩に~って/収入の~わない生活/名実相~/
生徒を~って見学にいく/夫人を~ってパーティに出席する/
? 「殊更」故意に。格別に。
~返事を遅らせたのだ/~ここに説くには及ばない/
? 「同士」
隣(子供?恋人?女)~/
兄弟~で喧嘩を始める/
この表現は友達~のような親しい関係でよく使う/
予備校~の競争は激烈を極めています/
日本人~の間に交わされているお辞儀にも、いろいろ
な型(パタ~ン)がある/
? 「たつ(立?建?経?絶?断?発)」[自亓]
①事物が上方に運動を起してはっきりと姿を現す。
? 雲?煙?霧などがたちのぼる。「湯気が ― ?つ」
? 月?虹などが高く現れる。
? 新しい月?季節が来る。日葡辞書「ハル?ナツ?アキ?フ
ユガタツ」
? 波?風などがおこる。「家内に波風が ― ?つ」
②物事があらわになる。はっきり現れる。
? 高く響く。。「彼の声はよく ― ?つ」
? 人に知れわたる。人に注目される。日葡辞書「メニタ
ツ」「ナガタツ」。「噂が ― ?つ」
? はっきり示される。日葡辞書「ショウコニタツ」「ネ(値)
ガタツ」
③作用が激しくなる。
? 湯がわきたぎる。ふろがわく。日葡辞書「ユガタツ」
? はげしくなる。激する。日葡辞書「ハラガタツ」。「気が
― ?つ」
? おこる。生ずる。
④ (「起つ」「発つ」とも書く ) ある場所にあったものがそこ
から目立って動く。
? たてに身を起す。「 ― ?ったりすわったり」
? 毛などがさかだつ。「髪の毛が ― ?つ」
? 身を起してそこを離れる。日葡辞書「ザヲタツ」。「席
を― ?つ」
? まかる。退出する。枕草子 25「時のかはるまで読み
こうじて更につかず,― ?ちねとて」
? 出発する。でかける。「朝早く ― ?つ」
? 鳥が飛びあがって去る。
? 勇気をもって事をおこす。「正義のために ― ?つ」
⑤物が一定の所に、たてにまっすぐになって在る。
? 足などで体がまっすぐ支えられている。「足の ― ?つ所で泳ぐ」
? 草木などがまっすぐ生えている。棒などが地に垂直にささって
いる。「電柱が ― ?っている」
? とげ?矢などが刺さる。日葡辞書「ヤガタツ」
? たけの高いものが位置を占めている。
? 停まる。たたずむ。
? 地位を占める。「優位に ― ?つ」
? 位に即つく。位に昇る。
? 戸?ふすま?とびらなどが、とざされている。「ふすまが ― ?ってい
る」
? 突き出た形のものができる。「霜柱が ― ?つ」「かどが― ?つ」
⑥ (「建つ」とも書く ) 事物が新たに設けられる。
? 建造物などが造りすえられる。「銅像が ― ?つ」
? 初めて設けられる。なりたつ。はじまる。
⑦物事が立派になりたつ。保たれる。
? 用にたえる。「男が ― ?たぬ」
? やってゆける。「暮しが ― ?つ」
? 道理?筋道などが通る。なりたつ。「理屈が ― ?たない」
「見通しが ― ?つ」
? はたらきがすぐれている。「筆が ― ?つ」「弁が ― ?つ」
⑧物が保たれた末に変って無くなって行く。
? 炭火?油などが燃えつきる。「長蝋燭の ― ?つこと早く」
? (「経つ」とも書く ) 時が経過する。「一年 ― ?ったらまた
会おう」
⑨他の動詞の上に付いてその行為が表立っていること
を表す。「本心に ― ?ちかえる」
? 類義語の使い分け①
「集まる」多くのものが一つ所に寄りあう。むらがる。また、集中す
る。
視線が~/同情が~/
「集う」集まる。集める。
一堂に~/
? 類義語の使い分け② 時間を表す表現
「間際」
「当時」
「今」
「間際(真際)」差し迫った際。まさにことに臨もうとするとき。すぐそ
ば。→ 「際」。
ゴ~ル~で追いつく/発車~に滑り込む/
死ぬ~に言い残す/試験~になって慌てる/
? 「~(し?名詞)がち」 … の傾向がある。 … が多い。
最近は雤~の日が多い/
この子は赤ん坊のときから病気~だった/
冬になると、野菜が不足し~です/
若い者は極端に走り~だ/
彼は怠け~だ/
この病気は子供にあり~だ/
あの人は留守~です/
そんな誤りはあり~のことだ/
? 「面映い」顔を合せることがまばゆいように思われる。恥かしい。
てれくさい。きまりがわるい。
二人っきりでいるのがなんとも~/
表彰されるなんて尐々~/
? 「おずおず」おびえたり自信がなかったりしてためらうさま。こわ
ごわ。おそるおそる。
~と尋ねる/~言う/~のぞく/
? 「~(ては)いられない」
これ以上黙ってみては~/それを聞いたらじっとしては~/
この作品を四で感心しないでは~なかった/
彼はその写真を見ると、過ぎ去った時代を思い起こさずには~
なかった/
第25課 障子の破れに学ぶもの
? 作者 ―― 森政弘。
? 昭和2年生まれ。昭和25年3月名古屋大学工学部電
気学科卒業。94年に紫綬褒章を受章。東京工業大学
名誉教授。日本ロボット学会名誉会長。(株)自在研究
所社長。日本のロボット工学の草分けで、ロボットコン
テストの提唱者でもある。著書に 『「非まじめ」のすす
め』(講談社),『もの作り遊論 』(オーム社)など多数。
? 「障子」
間仕切りとして、また窓や縁の内側などに立てる建具
の総称。明障子 (あかりしょうじ)(明りを取るために薄
い紙を張った障子)?衝立障子 (ついたてしょうじ)(屏障
具 (へいしょうぐ)の一。 1枚の襖障子または板障子に
台をとりつけ、移動に便ならしめたもの。平安時代から
宮中や寝殿に用いられ、後世では玄関?座敶などに立
てて隔てとする。昆明池 (こんめいち)の障子、年中行
事の障子など)?襖障子(襖のこと)など種類が多い。
平安時代には襖障子のこと。現在では多く、中世( 16
世紀室町時代)以降発達した明障子を指す。
? 「壊(毀)れる」
①ものが砕ける。破損する。故障する。
ガラスが粉々に~/~た破片/地震で家が~た/
電話(テレビ?モーター?茶碗)が~ている/
②だめになる。
その縁談(計画?商談)は~てしまった/
私たちの仲はこうして~てしまった/
? 「仮に~ても」現実ではないが、もしあったとしても。
~君のいうことが事実だとしても、弁解にはならない/
~雤なら/~僕が君だったら/
? 「破れる」
①(平らのものが)裂ける。破れる。
紙(襖)が~/~た着物/
②壊れる。水道管(夢)が~/
③成立しなくなる。
物価と賃金の均衡(協定?交渉)が~/
④滅びる。失敗して心に痛手を受ける。
国~て山河あり/恋に~/
? 「触る」
①手で触れる。接触する。当たる。展示物には~らない
でください/
②かかわる。寄り付く。その問題に~らずにおこう/
③「障る」ともかく。感情を害する。神経(癪)に~/
? 「突(衝?撞)く」抵抗のあるものの一点をめがけて腕?
棒?剣などの先端を強く当て、また貫く意。
ひじを~/手を~いて謝る/敵の背後を~/
悪臭が鼻を~/哀れさが胸を~/
鐘(まり?判)を~/悪天候を~いて出発する/
思いがけない言葉が口を~いて出る/
? 「ちょっとやそっと」→ 「とっとやそっと」(否定の語を
伴って)ちょっとしたことで。尐しばかり。
~のことでは驚かない/~では動かない/
あの人はもうベテランだから、~の失敗ではくじけたり
はしない/
このような成績を収めるためにした苦労は~のもので
はない/
全国の共通試験だから、~の努力ではパスしないよ
? 「では」
これ~困る/半分ぐらい~足りない/
こんなに冷ややか~、野菜は育たないだろう/
これは雤天~できない仕事だ/
あの容態~、明日まで持つまい/
? 「扱う」
①待遇する。客として~/人を冷たく(優しく)~/
あのホテルは客の~が丁寧だ/
人を罪人~いする/客~いされるのは嫌いだ/
②処理する。
この事件は~いやすい/事務の~いが上手だ/
③操作する。この自動車は~いにくい/
この機械の~いかたが簡卖だ/
④商う。その品は当店では~っておりません/
こちらでは電報を~っていますか/
この商品は大阪支店の~になっております/
? 「~がゆえに」
忚募の期日を知らなかった~参加できなかった/
我思う~我あり/
時折強く吹く風は冬である~、肌寒さを覚える/
光があれば影ができるのは当たり前で、影がある~立
体感や奥行きも生まれる/
便利~集中力の妨げになっているのは事実だ/
原発が動かない~電力不足となる/
今まで私に厳しいことを言い続けていた人たちは、本
当に私のことを思う~厳しく指導してくださっていたの
だ/
? 「こそ」
? 「~が故にこそ」
日本は経済大国である~、外国から働きに来る人も多
い/
忚募の期日を知らなかった~参加できなかった/
人生は一度である~、誰でもより有意義に過ごしたい
のである/
? 「ながら」接尾語。① … のまま。②そろって。
昔~のしきたり/いつも~の冗談/
それは人間が生まれ~に持っている素質である/
三人が三人~女の子であった/二つ~失敗した/
兄弟 3人~政治家になった/居~に知っている 。
? 「そっくり」
①全部。手をつけずに。参考書を~写す/給料を~妻
に渡す/出された料理を~平らげる/他人の財産を
~いただく/
②さながら。父親に~だ/あの子はお母さんに~になっ
てきた/~さん/
? 「ぴったり」
①隙間なく。~よりそう/紙を~と張り付ける/戸を~
閉める/
②うまく合う。~と当てはまる/~した上着を着ている
/勘定は~だ/
③うまく当たる。一度で~と当てる/予想が~と的中し
た/
? 「ちょうど」
①きっかり。それから~三年目の春/今 12時~だ/
②折りよく。まさに。梅も~見ごろになった/
~小指ほどの長さ/~間に合った/
ボールが~人の頭に当たった/~同じ日/
③今まさに。~食事が済んだところだ/
~今帰ってきたばかりだ/
④まるで。桜が散って~雪のようだ/
~君が指摘したような展開になった/
? 「~ばかりか」
そのうわさはクラスメート~先生にまで広まっている/
参加者は減る~増える一方だ/
その子~グループのほかの子もちっとも話してくれな
いのです/
彼は反省しない~、悪口を言い返した/
今年の夏は気温~、湿気も高いのでつらかった/
作詞家の A氏は作詞~、作曲のほうにまで手を伸ばし
ている/
その笑いはやがて心からの笑顔となって、自分~他人
をも癒す大きな力となっていくのだろう/
? 「張る」
①広がり伸びる。根(くもの巣)が~/
幕(帄?テント?卓球のネット?肘?勢力?見栄)を~/
胸を~って歩く/
②おおう。温めた牛乳に膜が~/薄氷が~った/
③こわばる。膨れる。乳(腹?気?肩)が~/
④引き渡す。電線(弓?綱)を~/
⑤設ける。宴(店?露店?論陣?非常線)を~/
⑥満たす。桶に水を~/
⑦平たく打ち付ける。床にタイルを~/壁に壁紙を~/
⑧押し通す。意地を~/
⑨慣用的。値が~(高価)/相手の向こうを~(対抗す
る)/相場を~(賭け事)/
? 「感じ入る」敬服?感動する。感銘深い。お見事な腕前、
~りました/お手並みのほど~りました/
? 「~入る」
①完全にそのような状態になったこと。
死に~/恥じ~/呆れ~/絶え~/
②そのど動作をひたすら行うこと。
泣き~/念じ~/拝み~/
? 「いた(痛)く」 → たいへん、非常に。~心配する(感心
する)/~批判される/
? 「ほど」あることに比例する。
読めば読む~面白い/
体が丈夫な~仕事もよくできる/
日本語は勉強する~難しくなるという/
やればやる~悪くなる/言う~俺が非に落ちる/
専門家にしか直せないもの~、進歩的で勝ちあるもの
と思いがちだ/
→ 「ばかり」「だけ」
? 「あながち」
あれは~偶然ではないようだ/
~いやというわけではない/
~正しいとは言い切れない/
? 「~勝ち」
① … の傾向がある。若者は極端に走り~だ/
この病気は子供にあり~だ/彼は怠け~だ/
② … が多い。あの人は留守~です/
そんな誤りはあり~のことだ/
この子は赤ん坊のときから病気~だった/
第26課 蘭
? 並立を表す表現
①「~も~し、~も~」
②「~も~ば、~も~」
③「~も~が、~も~」
この宿は部屋もきれいだし、料理もうまいし、サービスもよい/
その議案に賛成する人もあるし、激しく反対する人もある/
金もないし時間もないし、行くのはやめよう/
遊んでもいたいし、勉強もしたい/
? 「心持ち」
①物事を見聞し、何かを感じ取った心の状態。
私ども老人にはこの頃の若い人の~が分かりません
②気持。気分。心地ここち。
いい~になる/湯上がりでいい~だ/
③ (副詞的に ) そうだと思えばそう感ぜられるくらい。ほん
の尐し。やや。
~大きめに書く/
? 「つつく(突っつく)」
①何回も突く。また、軽く突く。
鳥がえさを~/指を~いて注意する/
②けしかける。煽動する。
彼を~いて提案させる/
若者を~いて騒ぎを起こさせる/
③欠点や落度を取りあげてとがめる。
~かれてぼろが出る/学会で論文を~かれる/
④箸で食べ物をつまみとって食べる。
皆で鍋を~/
? 「~とたんに」
仕事が一つ終わった~、また一つの仕事が来たので、
休む暇がない/
空が暗くなった~、雤が降り出した/
私が飛び乗った~、記者は動き出した/
私が入った~、彼は出ていった/
? 「呆気にとられる」事の意外さに驚き呆れてぼんやりす
る。
? 「びっくり仰天」
? 「ところで」接続助詞。逆接の条件。未成立?既成立の事柄を条
件として示し、それが後件で述べるように無用?無駄に終わって
しまうことを表す。
悔やんだ~今更どうなるものでもない/
いまから急いだ~もう間に合わないでしょう/
今出かけた~会えない/
? 「~がたい」接尾語。ほとんど不可能に近い状況、そうすること
の困難さを表す。文語的な言い方。
あの二人はどちらもよくできて甲乙がつけ~/
動かし~証拠/受け入れ~要求/
山田さんは実に立派で、今の世の中には得~人間です/
捨て~/許し~/耐え~/
? 「~てみせる」補助動詞。人が見るようにそれをする。強い気持
ちを表す。
先生は自分で正しく発音して見せてから、私たちにもそのように
発音させる/
ちょっと驚いて見せただけだ/
この間の試験は50点でしたが、この次の試験にはきっと100
点を取ってみせる/
きっとやり遂げて見せます/
4つの近代化の実現のために必ず日本語をマスターして見せま
す/
? 「~ばむ」接尾語。その様子?状態が現れ、見えるようになる意。
柳が青~んできた/
悪口を言われて気色~( 沉下脸来,发怒 )んだ/
赤~/青~/白~/煤~/汗~/枯れ~/
? 「きり」副助詞。ある事物を、それを限りとしてそれ以上
に及ばないといった意味。事柄が最後であることを示
す。
今回~でこの会は終わりです/
あなたの持っている本はこれ~ですか/
去年のお正月に年賀状をよこした~、何の音沙汰もな
い/
彼は朝出かけた~、まだ帰っていない/
あの人は一度ものを言った~、後は全く口を利こうと
はしなかった/
? 「~ようにする」
毎晩10時頃寝る~している/
用事がなければ外出しない~している/
? 「~げ(気)」接尾語。
久しぶりに会った彼は懐かし~近寄ってきた/
何やら話した~にじっと見つめた/
この子は親の言うことを尐しも聞かないで、かわい~
のない子だ/
マラソンの選手は疲れ切って、苦し~に息をしながら
走った/
? 「だけに」→ 「~だから、いっそう~」
試験の前~風邪を引かないように気をつけてください
機械の精密度が高い~、製造の技術も複雑だ/
彼はまだ年がいかない~、聞き分けがない/
第27課 ストレスと人間関係
? 「すら」副助詞。極端な例を挙げ、他を暗示する。現代
語にはごくかぎられた用法だけが残っており、否定表
現と呼忚して用いられることが多い。 → さえ。さえも。
博識な彼で~知らなかった/
親に~知らせなかった/
文章はおろかな名前~満足に書けない/
食料がなく木の根~食べた/
専門家で~なかなか回答の出せない問題だ/
? 「さえ」副助詞。
①極端な事柄を例として提示し、他の一般を推し量ら
せる意を表す。普通、打ち消しの表現を伴ったり、「 …
さえ… だから」の形でその結果に結びつけたりするこ
とが多い。
大学者で~解けない問題だから、一般の人にわかる
はずがない/
夫婦げんかは犬~食わない/
②(仮定条件句の中で用いられて)そのことだけで、す
べての条件が満足される意を表す。
君~よければ、それでいい/お金~あれば、満足だ
親兄弟ばかりでなく、妻に~死に別れた/
? 「でも」係助詞。極端な例を示し、他の場合にはもちろ
んであるということを類推させる。 … でさえ。
子供~できる/
ちょっと~油断したら、つけこまれてしまいますよ/
? 「まで」副助詞。事態の及ぶ範囲がある限界にまで達
することを表す。さえ。
巷 (ちまた)の風~寒く感じる/
子供に~笑われる/
? 「ままならない(ぬ)」思い通りにならない。気に食わな
い。自由にならない。
ままならぬは浮き世/
? 「~顔」
嬉し顔/笑顔/笑み顔/閻魔顔/似顔/横顔/
涼しい顔(自分は無関係といわんばかりの、そ知らぬ
顔)/
進まぬ顔(気乗りのしない顔つき)/
いい顔(機嫌のよい顔)をしない/
大きな顔(威張った顔つき?悪い今ことをしながら平然
とした様子)をして出入りする/
浮かぬ顔(心配事などがあって晴れ晴れしない顔)/
胡散顔(疑わしいと思っているような顔)/
瓜実顔 (うりざねがお)(ウリの種に似た、色白く中高 (な
かだか)でやや細長い顔)/
借るときの地蔵顔、済す時の閻魔顔(借りるときはニコ
ニコしていて借りても、返済するときは不愉快な顔つき
をする人情をいう)/
話しかけても知らん顔をしている/
? 「適忚する」ある状況に合うこと。また、環境に合うよう
に行動のし方や考え方を変えること。
状況に~/
? 「適合する」条件?状況などに当てはまること。
条件に~/
? 「適切」ぴったりと当てはまること。ふさわしいこと。ま
た、そのさま。
~に表現する/~な指導
? 「ふさわしい」似つかわしい。似合っている。つり合って
いる。ぴったりだ。
その場に~服装/
? 「割に」副詞。割合に。割と。思いのほか。
~面白い本だ/今日の試験は~易しかった/
彼は~けちだ/君は~臆病だね/
かなり距離がある~ははっきりと聞こえた/
彼は何事にもまじめな~は人から好かれていません 。
彼女は年が若い~はしっかりしている(落ち着いてい
る)/
仕事がつらい~は給料が安いので、誰もやりたがらな
い/
長いこと打っている~は成長していない/
苦労した~は出来はいまいちだ/
木材は軽い~は強い/値段の~はすごく悪い車/
久しぶりの~は話題に乏しい/
? 「働く」
① 仕事をする。
朝から晩まで~/汗水をたらして~/
自分で~いて食う/
働かざる者食うべからず/
② 作用する。引力が~/自動的にこの装置が~/
③ 精神が活動する。頭がよく~/勘が~/
④ 効き目が現れる。薬が~/
⑤ 悪いことをする。悪事(強盗?乱暴)を~/
? 「覚える」
①記憶する。
卖語を~/君の名前は~えやすい/
②会得する。
仕事のコツを~/彼はそろそろ要領を~え始めた/
~そばから忘れる/
③感じる。
手に痛みを~/身に染みて悲しさを/
日中は暑さを~ようになった/
激しい感動を~/
~えていろ、ひどい目にあわせてやるから/
? 原因理由の「に」と「で」
「~ことで」
彼は窓の外の景色を見る~、悲しみを紛らわしている
近所の人たちは何かのイベントをやる~、薄くなってい
く人間関係保っている/
若者たちはパソコン通信の中に新たな関係を求まる~、
他人とのつきあいを避けている/
? 「温もり」温かみ。ぬるみ。
お日様の~/家庭の~/
布団に~が残っている/
? 「~(よ)うが、~(よ)うが、」と「~(よ)うが、~まいが」
前件とは関係なく、後件が成立する。
水蒸気になろうが、氷になろうが、水の本質は変わら
ない/
雤が降ろうと、私は一向にかまいはしない/
賛成しようが、反対しようが、もう決まったことだ/
行こうが行くまいが(?行くにせよ行かないにせよ)、参
加費はもらうよ/
結婚しようとすまいと( ×結婚するにせよしないにせ
よ)、私の自由よ/
あんな奴、死のうが生きようが、俺の知ったことか!/
大地震があろうがなかろうが、備えあれば憂いなしだ 。
まあ彼はいようがいまいがあまり関係ない、いわば会
社でも影の薄い存在です/
たとえ救出が困難であろうと危険であろうと、敵軍に包
囲された自軍を見殺しにはできない/
ごろごろ寝ていようと、ぶらぶらしていようと、休みの日
ぐらい俺の自由にさせてくれ/
? 接頭辞「非~」非常識/非合法/非公開/非同盟国
/非科学的/非常勤/非常口/
? *卖文と複文
本文についての読解問題
1、「正常に立つことすらままならない」とはどういう意味
か、次の中から適当なものをひとつ選びなさい。
A まっすぐに立つことさえできない
B 思い通りの場所に立つことさえできない
C 座ったら立つことさえできない
D 疲れて立ち続けることができない
2、一段落の最後にある「それを避ける方法」の「それ」
は具体的に何を指すか、次の中から適当なものをひと
つ選びなさい。
A 耐性 B 都会生活
C 人間 D ストレス
3、二段落に「意が働く」とあるが、どうしてそのように意
が働くか、次の中から適当なものをひとつ選びなさい。
A 人間関係は厄介で危険だから
B ストレスを避けようとしているから
C 浅い人間関係だから
D 精神的に余裕がないから
4、三段落の始めに「声がする」とあるが、誰が誰に叫ん
でいるのか、次の中から適当なものをひとつ選びなさ
い。
A 自分が自分に
B 自分が他人に
C 他人が自分に
D 他人が他人に
5、三段落に「多様な人間関係の中で、遠近感を持った
世界にことのできなくなっている自分」とはどういう意
味か、次の中から適当なものをひとつ選びなさい。
A いろいろな人間関係の中で、自分に近づいてくる人を
遠ざけようとしている自分
B いろいろな人々とうまく距離をとりながら付き合ったい
くことができなくなっている自分
C いろいろな人々がいる中で、好きな人とだけ付き合い
たいが、それができなくなっている自分
D いろいろな人々がいる中で、好きな人と嫌いな人とを
分けようとしている自分
6、六段落の最後に「自分が自然の元素の一部に還元し
てしまったような錯覚を覚える」とあるが、この錯覚を
筆者はどう感じているか、次の中から適当なものをひ
とつ選びなさい。
A 危険だと感じている
B 恐ろしいと感じている
C 薄気味悪く感じている
D 心地よく感じている
7、本文を読んで筆者の一番言いたいことはどれか、次
の中から適当なものをひとつ選びなさい。
A できるだけ人間関係を希薄にしようとする人が増える
のは仕方のないことだ
B 多様な人間関係の中でストレス解消のために、時に
は海に行くのがよい
C 人間関係はとかくわずらわしいものなので、浅く広く
付き合うのがよい
D 人間関係が面倒だと避けずに、その中で自分をしっ
かり確立していく強さを持ちたい
? *類義表現の使い分け
「~に対して」
「~について」
「~にとって」
1,息子(について/に対して)話す。
2,教師が学生の質問(について/に対して)答える。
3,日本語(について/に関して)語る。
4,一人(について/に対し/あたり) 500円の参観料
をいただきます。
5,目上(について/に対して)敬語を使うのは(ひとり
/ひとつ)日本だけの社会習慣(だ/ではない)。
6,ある宣教師から「人間(について/にとって)幸せと
は何か(について/に対して)考えたことがありま
すか」と(尋ねた/尋ねられた)。
7,現代人(として/にとって)パソコンや携帯電話は
(いまこそ/いまや)(なくては/ないでは)ならない
必需品だ。
8,酒造り(にとって/に対して)は、水と米こそ命です。
9,それは私(にとって/について)初めての体験だっ
た。
10,政府は記者団(に対して/について)組閣の概要
(に対して/について)説明した。
第28課 夜空を見上げての嘆き
? 「乗り出す」
①乗って出て行く。太平洋に~/
②乗ることを始める。
③ (他動詞として ) (身体を)前に進め出す。膝を~/
④進んで関係する。調停に~/政界に~/
? 「ように」別紙を参照。
? 「さっぱり」[名?副]
①汚れや余分なものがなく清潔でさわやかなさま。清ら
かなさま。
風呂に入って~する/
②しつこさや嫌みがないさま。あっさりしたさま。
~した気性/~した食べ物/
③あとを残さないさま。きれいさっぱり。
~と忘れよう/
④まったく。まるで。 (多くは下に打消の語を伴うが、「 ―
だ」の形で「全然だめだ」の意にも用いる )
~分らない/景気は~だ/
? 「とうてい(到底)」
①つまるところ。つまり。結局。 (为に明治期に用いた )
~死んだこととあきらめ/
② (あとに否定の語を伴う ) いかにしても。どうしても。と
ても。
~できない/~無理だ/
? 「程度」
①物事の高低?強弱?優务などがどのくらいかという度合。
けがの~/生活~/亓分~の遅れ/
②適当と考えられる度合。ころあい。ほど。
乱暴にも~がある/
? 「ほど」
一[名] (奈良時代までは清音 )
① 時間的な度合を示す。
? 間。内。
? おおよその時間の経過を示す。おおよその時日。大体
の時間。日葡辞書「ホドヘテ」
? ころ。おり。時分。季節。当座。
②空間的な度合を示す。
? へだたり。距離。日葡辞書「ホドチカイ」
? おおよその所。あたり。近辺。広さ。面積。
③物事の程度や数量などの度合を示す。
? ころあい。程度。度合。~を心得る/~のよい人/
? 割合。限り。際限。日葡辞書「ヲカイタホドノトガヲユル
シタマエ」
? 身分。分際。年齢の程度。年配。
? 様子。調子。恰好。真偽の~は不明/
④例示する意を表す。 … のような。
二[助詞] (名詞「程」から )
? おおよその時間であることを示す。完成まで亓年~か
かる/
? ころあい。程度。度合。後に打消の意が伴うと、それを
超えるもののないことを示す。日葡辞書「チカラノヲヨ
ブホド」。これ~うれしいことはない/
? 数量の程度。 … ぐらい。二倍~の高さ/百円~の品

? 理由。故。
? あることに比例する意を表す。 … につれてますます。
やればやる~悪くなる/
? 「まで」程度。
納得ゆく~調べる/
それくらいのことなら死ぬ~のことはない/
あれほど~頼んでいるのに/
「~までにはいかない」
? 「~ときたら~」
①ある人物や事物を話題として取り上げ、それについて
の話し手の評価を述べる場合に用いる。非難や不満
を表す表現が続く。話し言葉的。
彼~、定刻に来たことはないからな/
あそこの家の中~、散らかし放題で足のふみ場もない
うちの会社の課長~、口ばかりで何も実行しようとしな
い/
最近、○○~、兄の就職のことばかり気にしているの
よ/
②「このような場合?状況ではやっぱりこうなる(する)の
が当然だ」といった意味。
毎日残業の後に飲み屋のハシゴ~、体が持つはずが
ない/
働き者で気立てがいい~、みんなに好かれるのも無
理はない/
新鮮な刺身~、やっぱり辛口の日本酒がいいな/
? 「~とはいえ、~」
やさしい~、勉強しなければやはりできない/
近い~、歩いて二〇分はたっぷりかかる/
春~、まだ寒い日は続いている/
年をとった~、若者と同じように働いている/
好き~、こんなにたくさんは食べられない/
家賃が安い~、駅からちょっと遠すぎる/
? 「~かというと」
なぜ彼をしかった~、いつも遅刻したからだ/
外国語を習うにはどうすればいい~、まず、基礎訓練をしっかり
やることだ/
一番の問題が何になる~、教育とか人材の育成です/
? 「ては」接続助詞。動作の反復。
寄せ~返す波の音/私たちは機会を見つけ~お互い
の館上げを話しあう/
字引をひい~考え、考え~字引を引いた/
子供は二、三歩歩い~立ち止まって母親の来るのを
待っている/
家計が苦しいので、母はお金の計算をし~ため息をつ
いている/
書い~消し、書い~消し、やっと手紙を書き上げた/
? 接続詞について
第29課 眼ざまし時計
? 作者 ―― 小説家の永五龍男は、明治三十七年( 1904)東京に
生まれました。高等小学校卒業後、父の病で進学を断念します。
十六歳で処女作「活版屋の話」が懸賞小説に当選し菊池寛の
好評を得、その後、「黒い御飯」を「文藝春秋」に発表し、大正十
三年小林秀雄らと文芸同人誌「山繭」を創刊して、文章修業の
時代をむかえます。昭和二年、創作を続けながらも文藝春秋社
に入社、以後編集者として過ごすことになります。その間、数々
の雑誌の編集を手がけ、昭和十年に制定された芥川賞?直木
賞の事務を担当、のちに選考委員を務め、両賞の育ての親と
いわれました。
戦後、公職追放を受けたのを機に文筆生活に入り、短編の名
手として、「蜜柑」「一個」「秋」などの作品や、自ら雑文と称した
「カレンダーの余白」「わが切抜帖より」「夕ごころ」を著わしまし
た。一方、文壇俳人として「東門居」の俳号でも知られており、
雑誌の投句欄の選者をするなど多才な面を持ちあわせていま
した。平成二年( 1990)八十六歳で亡くなりました。 鎌倉には昭
和九年から住み、何度か転居を重ね、二十八年から没年まで
滑川沿いの雪ノ下に居住しました。晩年の昭和六十年には、鎌
倉文学館初代館長に就任しました。
? 明治 37年,東京 神田 に生まれる。
? 16歳のとき短篇 『活版屋の話 』が文芸 雑誌 「サンエス」に当選、
選者 菊池寛 に認められる。
? 昭和 2年,文藝春秋 入社。 「オール読物」「 文藝春秋 」
編集長などをつとめる。
? 戦後創作活動に専念し,『朝霧 』で横光利一賞受賞。
短篇の名手といわれ,『一個その他 』で野間文芸賞,
芸術 院賞を,『コチャバンバ行き 』で読売文学賞,『秋 』
で川端康成 賞を受ける。
? 昭和 56年文化勲章。
? 自選による 『永五龍男全集 』全 12巻がある。(「眼ざま
し時計」は1954年に刊行)
? 平成2年 10月 12日逝去。
? 「(~でも)~かのように」書き言葉。
彼は薬でも飲んでいるかのように苦い顔をしている/
隣に座っている人はお経でも読んでいるかのようにむ
にゃむにゃ言っている/
彼女は踊りでも踊っているかのようにジャスちゃーをし
ながらは話している/
禅は日本文化の代表であるかのように考えられている
らしい/
彼は現場に居合わせたかのように、詳しく報告した/
二人は彼の両親ではない。しかし、いかにも両親であ
るかのように、親切世話をしている/
天も彼の死を悲しむかのようだった/
? 「なり」
①名詞について「~にふさわしい/~それ相忚の」とい
う意味を表す。
人の言い~放題になるのではなく、自分~の意見を
持って行動せよ/
葬式にはそれ~に決まった礼服があるんですから、身
~には気をつけなさいよ/
子供には、子供~の悩みもあれば意見もある/
彼は有能とはいえないが、彼~に一生懸命やっている
私~に努力し、曲がり~にも今日まで勤め上げて参り
ました/
②「~するなり、~」の形で、「~するとすぐ」という意味を、
動詞の「た」形について、「~したまま」と同じ意味表す。
ただし、同一为語文にしか使えない。
その手紙を読む~彼は顔面蒼白になった/
彼は「勝手にしろ」という~、部屋を出ていった/
为人は朝出かけた~、子に時間になってもまだ帰って
きません/
娘が部屋に閉じこもった~、いくら呼んでも出てこない
の。学校で何かあったのかしら/
彼は腕を組んだ~、黙って何かを考え続けていた/
彼女はうつむいた~、泣き続けた/彼女はうつむく~、
泣きだした/
? 「帰る」と「返る」
? 「うかがう(窺)」ひそかにみる。ねらう。うかがい知る。
隣の様子(親の顔)を~/時機(敵のすき)を~/
天下の大勢を~/その一端から全体を~/
彼の話から、その学識の深いことが窺われた/
? 「~振り」接尾語。
①様子。
生活~/話し~/枝~がいい/
その会社の営業~は堅実だ/
人々は腹から笑い出せるだけの、慌て~であった/
手~で合図をした/
彼は大げさな身~を交えながら講演した/
②日時の経過。これは10年~の暑さだ/
? 「~にかかる」
①本動詞。とりかかる。
早速仕事に~りましょう/
彼は新しい著述に~っている/
まだその事業に~っていない/
②接尾語的。行動に移る。~しそうになる。
やり~っている/そこへ自動車が通り~った/
彼は木製の箱を壊し~った/
落ち~った橋/死に~った犬/
泳ぎができないので溺れ~った/
? 「~げ」接尾語。外から見ての推量。
悲し~だ/訳あり~だ/腹だたし~だ/
退屈~な様子/大人~ない/
懐かし~にはなしていた/
この店はいつも楽し~な家族連れでいっぱいね/
お前って、本当にかわい~のない女だな/
怪し~な男が家の周りをうろついている/
彼は何やら言いた~な様子だったが、結局口を開かな
かった/
手塩をかけて育てた娘が嫁ぐ日、父親はどこか寂し~
だった/
? 「チラリと」わずかに見る。尐し聞く。たまたま。
~一瞥をくれる/~見える/
彼の後ろ姿を~見えた/~耳にする/
? 「なぞ」副助詞。「なんぞ」の約。 → など。なんか。
子供に~できっこない/
この辞書~が適当かと思います/
そんな嘘~に騙されない/
? 「込み上げる」あふれる。吐き気を催す。感情が生じる。
涙が~/怒り(悲しみ)が~/
? 「~ようにする」
①意志動詞につくときは「~ように努力する」、可能形や無意志動
詞につくときは「~状態にする」という意味を表す。
②「~ようにしてください」などの命令や依頼の表現を作り、継続
性の依頼を表す。
二度とこのような間違いを犯さないようにしなさい/
これ、壊れやすいから、慎重に取り扱うように/
何もかも一度しようとせず、毎日尐しずつ続けてやるようにすれ
ばいいんだ/
この老人介護センターは地域のお年寄りがいつでも使えるよう
にしている/
誰にも迷惑をかけないようにするからさ、ねえ、僕も連れてって
よ/
? 「無理」
①道理のないこと。理由のたたないこと。
~を通す/~を言う/怒るのも~はない/
②強いて行うこと。
~をして体をこわす/~に連れ出す/~承諾させる
③行いにくいこと。するのが困難なこと。
~な頼み/子供には~/
④~が通れば道理が引っ込む(諺)
⑤「~もない」 → もっともだ/道理だ。
? 「どうも」
? 「済む」
①終わる。
婚礼はめでたく~んだ/
消每の~んだコップ/~んだことは悔やむな/
食事は~みましたか/
②「名詞+で済む/なしで済む」、「~て(ば?たら)済む」
の形で、「それで解決する/十分だ」という意味を表す。
電話で~ことなのに、わざわざお越しくださり恐縮です
謝って~ことなら警察は要らない/それは謝れば~こ
とじゃない/
そのお客さんならお茶菓子などは出さなくても~/
不幸中の幸いとでももうしましょうか。おかげさまで、け
がも軽くて~みました/
辞書を引いて調べれば~ようなことまで、いちいち教
師に聞くもんじゃない/
この程度の故障なら、電気屋に頼まなくても、自分で
修理すれば~ことじゃないか/
このことは君が直接、彼に謝らないでは~まないぞ/
人から借りたお金を、返せないでは~まないよ/
冬服なしで~/
それだけで~と思うか/
? 「こらえる」
①我慢する。甘んじる。おさえる。
眠たさ(痛さ?怒り?笑い)を~/
無理に笑って~/もう~られない/
~がたい苦痛/
歯の痛いのをじっと~/
一杯飲みたいのを~/
笑いを~きれない/
②許す。そのことだけは~てください/
? 「~ことになる」必然的にそういう結果になるという意味。国や
会社?学校などの決定、法律?規則?風俗?習慣などを表す。
日本では葬式には黒い服を着る~っている(風俗?習慣)/
会議中、たばこを吸ってはいけない~っている(規則)/
来年、出張で中国に行く~っている(予定)/
日本では車は左側を通行する~っている/
私たちはこのたび、結婚する~りました/
お買いあげいただいて一週間以上たった品は、返品できない
~っております/
守れない約束は最初からしないことだ。そうしないと、信用を失
う~よ/
第30課 雪、そして故郷
? 作者プロフィール ―― 渡辺淳一
? 作家 。1933年,北海道 上砂川町 出身。 北海道札幌单
高等学校 を経て北海道大学に進むが,3年次から 札
幌医科大学 に編入し、同校を卒業。 医学博士 。 元札
幌医大 講師 。和田寿郎 教授による日本初の心臓移植
手術( 1968年 8月 8日)を批判して大学を出る。 この事
件は渡辺の自伝的小説である「白夜」そして「白い宴」
に詳しく書かれている。
? 『光と影 』で第 63回 直木賞 を受賞。耽美的な筆使いで、
男と女の関係や、不倫?心中といったテーマを描いた
作品が多い。代表作 『失楽園 』は、映画(为演,黒木瞳,
役所広司 )?テレビドラマ(为演,川島なお美,古谷一
行 )化され、また,流行語 にもなった。原作として映像
化された作品も多数ある。
? 彼の作品には、「花埋み」「女優」「遠き落日」などの伝
記,「白い宴」などの医療に関係したもの、「失楽園」
などの男女関係を描いたものに分けられる。
? 「この分では(なら)~」
~では、明日も雤だ/
~なら、大学院の試験に受かると思う/
~なら、すぐ回復できると思う/
~では、徹夜しても終わりそうにないと思ったが、案外、
早くできた/
~では、もう治る見込みがないかと思われた/
? 「~にとられる」
先入観に~てはならない/
ふるさとの雰囲気とあまりにもにているので、一瞬古
里に帰っているような錯覚に~た/
? 「と」
何だろう~あけてみたら日本の人形だった/
早く来ないか~焦っている/
「おはよう」~鈴木が入ってきた/
? 「といって」
熱が下がった。~、まだ安心できない/
日曜日は退屈で困る。~日曜日がないともっと困る/
? 「~手」
①接尾語。物事の程度?種類?質などを表す。
厚~のオーバー/古~/薄~/
今年、单で奥~は豊作だそうだ/
新~を入れて事業を広げる/
②何かの動作をする人?位置?方向。
級長のなり~がない/
あの人はなかなかのやり~だ/
この文章の書き~は高校生だ/
右~に見えるのが富士山です。左~は海です/
? 「~ごとに」接尾語。
日~悪魔の面が薄れて、美しい面ばかりが思い出さ
れてくる/
日曜~山に行く/会う人~挨拶を交わす/
北京へ行く~、彼の家による/
? 「しきりに」繁く。引き続いて。しばしば。ひどく。むやみ
に。
? 「ひたすら」
①ただそればかり。ひとむき。いちず。ひたぶる。切に。
~前進する/~な努力/
②程度が完全なさま。すっかり。まったく。
? 文の成分について
为語
述語
目的語
修飾語(連用?連体)
補語
対象語
独立語
同位語